2019年9月の台湾金門島の続き。
浦邊集落まで足を伸ばしたが、これ以上奥へ行くとまたハマって帰れなくなってしまうので(笑)今回はここで引き返す。
早めに戻って、昨日の夕方再訪した水頭集落の残り半分も見て回ろう。
水頭は前回来たときに端から端まで見たのだが、カメラのホワイトバランスの設定を失敗して、後から見ると
すべての写真がすごく変な色になっていて、、、ブログ用の写真は少し色の修正をしたけど、撮り直したかったのだ。
昨日の夜のインスタ映えスポットも昼に見ると普通の広場だ(笑)。黄輝煌洋楼のちょっと奇怪な望楼「得月楼」も健在。
このあたりは洋楼がたくさん集まっていて面白いまちなみだ。公開されているところもあり、この風獅爺風物坊も
前回は入って2階にも上がったが、今はもう時間が遅く閉まっている。
この黄永遷、黄永鑿兄弟洋楼は水頭で最大の洋楼群。1934年築。
こちらは1936年築の僑郷文化館。2階の壁全体に格子状のレリーフがある。まるで網をかけられたようだ。
伝統的な民居も美しい姿で残っている。
そして現在民宿になっているこちらの建物。ちょっと段差のあるロケーションがまた絵になるね。
ここは平屋建てでまちなかなので庭に面したテラスなどはなく、普通の閩南式伝統民居と変わらないが
上を見上げるとやはり洋楼である。
ハチマキのマジョリカタイルはとても種類が多くて、みなバラバラ(笑)。
入口脇のタイルも多種のタイルがふんだんに使われていて楽しいね!
一枚一枚、それぞれが個性を主張する柄なのだが、こうやって並べて貼ってもなぜか仲良く共存する。
ところで前回も書いたが、こちらはほとんどがレプリカタイルである。よく見ると柄が手描きで、全部違っている。
こちらはオリジナル。
もともと貼ってあったタイルは傷んだのか、どうしたのか、、、分からないが、新旧賑やかに取り混ぜて
金門の洋楼スタイルを保っているのだ。オーナーさんには敬意を払おう。
太陽の光を受けて、タイルたちは何と誇らしげなことか。
こちらは伝統民居に貼られたタイル。
紫色のタイルがこの家の個性を印象付ける。
これらの和製マジョリカタイルは貼られてこのかた、約100年の月日が流れているはずだが
ここのタイルはとても状態がよくて、割れ欠け、汚れもまったくなくつやつやしている。
住人の方が毎朝手入れをしているのだろう。建物の佇まいも含めて完璧じゃないか!?
金門島は日本統治時代も日本の統治を受けていなかったらしく、台湾本島各地に見られる日式建築や日本文化の
片鱗はここでは全く見られない。それでもタイルだけは入って来たというのは面白いことだ。
伝統民居は規模の違いはあるがどの家も決まった形で作られており、良く言えば素晴らしい様式美を見せる。
悪く言えば変わり映えしない(苦笑)。だからこそファサードの装飾は各家で趣向を凝らしてきたのだろう。
装飾を施す場所も決まっているが、家ごとに本当に多様なタイル使いをしている。その家を象徴するような
個性的なタイルセレクトをして、ファミリーヒストリーを盛り込んだり意味づけをしたりしてきたことが感じられる。
続く。
浦邊集落まで足を伸ばしたが、これ以上奥へ行くとまたハマって帰れなくなってしまうので(笑)今回はここで引き返す。
早めに戻って、昨日の夕方再訪した水頭集落の残り半分も見て回ろう。
水頭は前回来たときに端から端まで見たのだが、カメラのホワイトバランスの設定を失敗して、後から見ると
すべての写真がすごく変な色になっていて、、、ブログ用の写真は少し色の修正をしたけど、撮り直したかったのだ。
昨日の夜のインスタ映えスポットも昼に見ると普通の広場だ(笑)。黄輝煌洋楼のちょっと奇怪な望楼「得月楼」も健在。
このあたりは洋楼がたくさん集まっていて面白いまちなみだ。公開されているところもあり、この風獅爺風物坊も
前回は入って2階にも上がったが、今はもう時間が遅く閉まっている。
この黄永遷、黄永鑿兄弟洋楼は水頭で最大の洋楼群。1934年築。
こちらは1936年築の僑郷文化館。2階の壁全体に格子状のレリーフがある。まるで網をかけられたようだ。
伝統的な民居も美しい姿で残っている。
そして現在民宿になっているこちらの建物。ちょっと段差のあるロケーションがまた絵になるね。
ここは平屋建てでまちなかなので庭に面したテラスなどはなく、普通の閩南式伝統民居と変わらないが
上を見上げるとやはり洋楼である。
ハチマキのマジョリカタイルはとても種類が多くて、みなバラバラ(笑)。
入口脇のタイルも多種のタイルがふんだんに使われていて楽しいね!
一枚一枚、それぞれが個性を主張する柄なのだが、こうやって並べて貼ってもなぜか仲良く共存する。
ところで前回も書いたが、こちらはほとんどがレプリカタイルである。よく見ると柄が手描きで、全部違っている。
こちらはオリジナル。
もともと貼ってあったタイルは傷んだのか、どうしたのか、、、分からないが、新旧賑やかに取り混ぜて
金門の洋楼スタイルを保っているのだ。オーナーさんには敬意を払おう。
太陽の光を受けて、タイルたちは何と誇らしげなことか。
こちらは伝統民居に貼られたタイル。
紫色のタイルがこの家の個性を印象付ける。
これらの和製マジョリカタイルは貼られてこのかた、約100年の月日が流れているはずだが
ここのタイルはとても状態がよくて、割れ欠け、汚れもまったくなくつやつやしている。
住人の方が毎朝手入れをしているのだろう。建物の佇まいも含めて完璧じゃないか!?
金門島は日本統治時代も日本の統治を受けていなかったらしく、台湾本島各地に見られる日式建築や日本文化の
片鱗はここでは全く見られない。それでもタイルだけは入って来たというのは面白いことだ。
伝統民居は規模の違いはあるがどの家も決まった形で作られており、良く言えば素晴らしい様式美を見せる。
悪く言えば変わり映えしない(苦笑)。だからこそファサードの装飾は各家で趣向を凝らしてきたのだろう。
装飾を施す場所も決まっているが、家ごとに本当に多様なタイル使いをしている。その家を象徴するような
個性的なタイルセレクトをして、ファミリーヒストリーを盛り込んだり意味づけをしたりしてきたことが感じられる。
続く。
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