まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

弘前 名もなき建物めぐり

2020-05-16 23:26:18 | 建物・まちなみ
2019年10月の弘前の続き。

うわ、この洋館は何だ!?


木造モルタル塗りの勾配屋根の住宅だが、2階の窓がぐるりと連続していて、建物の角部分も表側からは柱が見えない。
カーテンウォールの水平連続窓か!斬新だなぁ!


そして正面のこのユニークな装飾は・・・なに風というのだろうか!?




元医院??今は見たところ使われていないようだが・・・これは「趣のある建物」に指定してほしい!



これも洋館かな!?露出した木部が赤く塗られていてかわいいな!


洋館と見れば何でも医院に見えてくる(笑)



ぴょこんと塔屋の載ったかわいい建物は、1933(昭和8)年に、名士の寄付により建てられた旧紺屋町消防屯所。
正式には、旧弘前市消防団西地区団第四分団消防屯所(長っ)。


左側の入口上に「弘前警察署紺屋町巡査派出所」と書かれており、消防と警察が同居していたようだ。


ちょっとタダモノではなさそうな雰囲気のお屋敷。


うっそうとした木に隠されていたが目ざとく見つけた洋風の歯科医院。


玄関に覆いかぶさるような梅の古木が、年月を語る。昭和初期ぐらいだろうか。


入口が二つあり、こちらに「歯科」の文字が。上の写真は自宅用の入口だろうな。


おしゃれな窓から見て、内部も木製の造作などこだわっているんだろうなぁ。見てみたい。


旧東奥義塾外人教師館のカフェアンジュで青森りんごカレーのランチを食べたあともレンタサイクルで散策を続ける。

こちら、大阪屋。1630(寛永7)年創業の超老舗の和菓子屋で、津軽藩御用達の御菓子司だったという。
建物は一見それほど古くもなさそうなので、実は素通りしかけたのだが(苦笑)、地元のお姉ちゃんがお店に入って行くのを見て
私も入ってみたのだった。


建物はやはり戦後、昭和28年頃の築だとか。


しかしさすが老舗、家紋入り漆塗りのショーケースは昔からのものだろう。キラキラしているのは螺鈿だ。すごいな!


腰板もお揃いの家紋入り漆塗り。窓の格子は投網モチーフ。


背後のこの引き出しもよく見ると全体が螺鈿で埋めつくされている!!すごい!!ここにお菓子を入れてお城へ運んだのだろうな。



自分用とお土産に羊羹(だったか?)を購入。

こちらもお屋敷。


この立派な蔵は横に小さな玄関がついていた。


主屋よりも蔵の方が大きく見える。蔵も住まいの一部なのか??内部はどうなっているのか・・・興味津々。


続く。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仲町の武家屋敷 | トップ | 弘前 名もなき建物めぐり 2 »

コメントを投稿

建物・まちなみ」カテゴリの最新記事