「あっかいご飯が食べたい」という台詞があるように、普通は食事は温かいほうが美味いでしょう。
が、しかし、こと弁当に関しては冷たいのが大好きなんです。
コンビニで弁当を買うと「温めますか?」と必ず聞かれます。僕は温めてほしくないので「いや、いいです」と毎回断っているのですが、たいてい店員にけげんそうな目で見られます。中には「温めないでいいんですか?」と再確認してくる輩までいます。
いつも行くコンビニの店員はすでに解っているらしく、心を込めずに事務的に「温めますか?」と聞いてきて、「いや、いいです」という返答をする前にすでに袋につめる態勢に入るようになりました。店員達の間で「冷や弁当」とか「冷や飯」なんていうあだ名をつけられてないか心配です。
若い頃の僕はそれが嫌で、圧力に負けて温めてもらった時もありました。最近では必ず断るようにしていますが、「その弁当すぐに食べるわけじゃないから。明日食べる時にレンジで温めるから今はいいよ」という雰囲気をかもしだそうと意識しています。
あくまで冷たいほうが好きなのであって、温かいのが食べられないわけでもないし、温かいのを冷やしてまで食べているわけじゃありません。(たまに晩飯に吉野家が食べたくなった時、わざと昼にかって来て夜食べる時はありますが…)
冷たいのに適していなさそうな牛丼ですら冷たいのが好きなんです。コンビニのペペロンチーノのゼラチンぽいのが纏わり付いてるのも好きなんです。さすがにマーボー丼は熱いのが好きですが冷たいのも悪くありません。(中華丼は冷たいとやばいか?)
まあそれらの丼系はおいといても、普通のライスにオカズが付いた形式は冷たいほうが美味しいです。
一番困るのが弁当の買い出しですね。他人の分は温めてもらって、自分の分だけ温めてもらわないという要求は困難です。あまり考えられないシチュエーションです。それとも「その一つの弁当だけは明日食うから」という雰囲気でもかもしだせば良いのでしょうか?結局そう言う場合は自分の分も温めてもらっています。
どうなんですか?僕は世の中の人に問いたい。
皆さん本気で温かい弁当が美味いって思ってるんですか?
冷たい飯が好きな人にはいままで会った事がないのですが、本当は冷たいのが好きなのを隠してるんですか?
おにぎりまで温めてもらうのはやり過ぎだと思いませんか?
子供の頃、遠足にもっていったお弁当はホカホカしていましたか?
あの時の弁当を「美味しい美味しい」と食べていませんでしたか?
あの時は他に食べるものがないから、仕方なく冷や飯を食べていたとでも言うのですか?
それとも「温かければもっと美味かったのに」と今更言うつもりですか?そんなこうまんちきな輩なんですか?
遠足のお弁当を、どんな食事よりも心から楽しみにしていたのは世界中で僕ひとりだったとでも言うのですか?
僕は弁当を食う時にあのドキドキ感が味わいたいだけなんだ。
そんな味覚を肯定するものに出会いました。
かの有名な「美味しんぼ」では冷や酒に冷や飯は最高の組み合わせであると書いてあります。冷えたご飯には引き締まった味わいがあると言うのです。(さらに美味しんぼでは冷えた味噌汁に冷や飯を入れて食い、冷や酒で流し込むのが最高であるとありました)
こういう話は普段あまり人に話したりしませんが、きっと冷えた弁当が美味いと思っている人はたくさんいると思います。こんなどうでも良い話ができるのもブログの良い所ですね。
本日のBGM
RANCID
「ROOTS RADICALS」
子供の時分、家族で電車に乗ったときに食べた駅弁(特に幕の内)、冷えてるけどたいそうおいしかった記憶があるよ。
その後、紐をひくだけで温まる弁当なんてのが開発されてたけど、それっていいのかな~?と疑問視していたのを覚えています。
冷や弁当好きだけど、ジャギほどコンビニで苦悩するほどではないくらいのもんだね。
冷えたもち米は消化に悪いからね。
私はパサパサ目のごはんが好きだ。
海沿いの民宿でおひつに入って出てくるイメージ。
あったかい方がすき★
弁当を温めた時に水分でご飯がべっちゃりなっちゃうのが一番駄目かもね。コンビニのはそうだね。俺も米はパサパサしてるのが好きだからオヒツは好き。オヒツは適度にご飯の水分を飛ばしてくれるからね。本当は家でも炊飯ジャーで炊いたらオヒツに入れたほうがいいんだってね。やっぱり美味しんぼの中で海原雄山が「炊飯ジャーに入れっぱなしにしておくとは言語道断」と説教していました。
パサパサした米は口に入れた時にサラリとほぐれて口の中いっぱいに米の甘みが広がるのが良いね。くぅ~~~!