「神様の裏の顔」 藤崎翔
清廉潔白、誰からも慕われていた神様のような教師が逝去した。
たくさんの人が悲しみに暮れる通夜の席でとんでもない疑惑が持ち上がった。
それは、彼は実は清廉潔白なんかじゃなく、とんでもなく凶悪な殺人犯だったのではないか・・・というもの。
娘や後輩教師、教え子、隣人などが二転三転しながら推理を展開していくのだが・・・
元お笑い芸人だけあって、抜群のユーモアと1人称で次々と語り手が変わっていく手法で読者をぐいぐいと引き込んでいく。
そして驚愕の結末が!!
必ず読み返したくなる「第34回横溝正史ミステリー大賞受賞作」。。。