goo blog サービス終了のお知らせ 

ぷーな嫁と敷かれる夫

妙な言動の嫁さんと、こども、私の記録をしてみようと思います。(夫婦喧嘩の元にならぬようネタ限定)

機関講習とホース島田巻き講習

2008-10-05 20:59:45 | 消防団活動
午前の地元住民合同の防災訓練を終え昼食をとった。
午後も訓練は続く。


13:30より、消防団員は消防士による講習を受ける。

まずは機関講習
主に新人向けにポンプ車の放水操作の実習。

真空ポンプによる水の吸い上げがキモとなる用水池(=無圧水利)からの放水。


次に消火栓(=有圧水利)からの放水。

ポンプ車が放水する圧力と、消火栓から入ってくる圧力の管理が重要となる。


次は、20mホースの巻き方&運搬案として、「島田巻き」の指導

通常ホースは、半分に折ってから巻く2重巻きにしておくことが多い。
<<参考>>
2重巻きの長所は平らなところであれば、転がすことで一気に伸ばすことができること。
しっかり締めてあるので、ホース内に余分な空気が入らないことである。

しかし、2重巻きは一見コンパクトに見えるが、実は担いでの運搬は困難。
肩に1巻き(=1本)しか担ぐことしかできないのだ。

道路などの平らな場所であれば、それぞれの肩に1巻きづつで最大2本持てる。
だが、片手に鳶棒などを持たねばならぬ場合や、岩場などの足元が平らではない場所では両手が塞がるのは危険なので、そうもいかないだろう。

更に2重巻きは、火災現場が上り坂であったり、岩場のような平らではないところでは、転がして伸ばすことができないという欠点もある。

そこで消防士より、「島田巻き」の提案と指導が行われることとなったのだ。


島田巻き作成

実際には、巻くというよりも束ねるという感じ。
20mホース2本、計40mが1束になっていく。

コツは2点。
左右の折り返しの長さを毎回変えることで、束の折り返し場所が膨らむことを防ぐ。
また中央の連結部:オスメス金具の折込向きを、必ず両端オスメス金具の向きと同じにすること。
これで、ホースを伸ばしていく際に、ストンと中央連結金具を落とすことができる。

束ねるための綱は、あえて強度の低い藁縄を使っている。
藁縄なら、緊急事態の場合引きちぎることができるし、そのまま放置しても環境には影響はないので。

島田巻きの運搬は容易。

幅があるので肩に容易に担げる。
もしくは脇にかかえてもいい。
ともかく片手のみで計2本のホースが楽に運搬できるのだ。

火災の際には、藁縄をひきちぎり、ホースのメスコネクタを連結した上で、束を上から滑らせるように崩しながら走っていけばよいのだ。


わが分団のポンプ車には、ホースカー(ホースが搭載された小型リヤカー)や、背負子(ホースを詰めた背負い板)がある。
平坦な場所を急いで長距離ホースを伸ばすのであればホースカーだが、荒地や細い場所は背負子を使うしかなかった。
島田巻きは選択肢の一つとしてかなりよさそうだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。