星の上の馬鹿者

これは放浪記です。いろんなところに行っています。

限界はない

2022-09-15 21:58:49 | 日記

9月15日

文章を書き続けることに、限界はありません。

ふとそう思った理由は、私がどこかしらで限界というものに意識を働きかけているからなのでしょう。限界というものにたどり着いてしまって、それがまやかしではなく本当の限界であるのならば、全てやりきったという気持ちに慰められて、そして満足して眠ることができるのです。

それが望みというわけではありませんが、少しの希望として、その影を追うことを求めています。私は常に悩まされて、自分の不甲斐なさや歯痒さに失望を禁じ得ないのです。それが慰められるその時を、毎日夢見ています。そんな情けなさで生きています。

今住んでいる鹿児島県最南端の与論島では、そんな気持ちも浮き彫りになります。静かなビーチの波の音がかすかに聞こえてくる、ペンションの一室でこれを書いています。たった一人で時を過ごしていくには、やけに静かで、そして何もない。外はすでに暗闇に包まれて、散歩に行くことさえも躊躇われるほどに真っ暗です。

佐世保で暮らしていた時のことをつい比較してしまいます。以前暮らしていた佐世保では徒歩圏内にコンビニがあったり、駅があったり寮では学生や外国人の留学生が屯していたり、そして職場のハウステンボスでは、日々賑やかな街並みが広がっていたりと、心細くなることが極度に少なかったのです。

一人で暮らしていたのは今と変わらず同じでしたが、やはり自分は賑わいを求めてしまうみたいです。ほとんど雑音のような形でもいいから、人ごみが恋しくなったりする。せっかく穏やかな離島ライフが始まっているというのに、全くもって楽しんでいないのが悔やまれます。これもしばらく過ごしているうちに慣れてくるのでしょうか。

もうここにはローソンもスターバックスも佐世保バーガーも梅田駅もないものですから、早々に切り替えていきましょう。そう願って、眠りにつきます。