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記即是感

日々の雑感を適当に

内容を以前の状態に戻した

2009年12月03日 | メモ
11月分のブログの内容を部分的に相当量削除し、内容を以前の状態に戻すこととした。

 だいたい月末か月初めにこのブログをさらっと見直して、どんなことがあった月だったのか、どんなことを書いたかということを一応再確認するようにしている。

 元々このブログは自民党から民主党に政権が確実に交代するという日本における戦後政治のとても大きな転換点を前にして、これまで大きく膨らみ続けて今やゴミ呼ばわりされる事となってしまった国内の報道大手が、一体どのような論調で報道を行い、政権交代が起こった後それが一体どのように変化したかという事を、端的に見出しといくつかの駄文で記録しておくために作成した。

 そして、当然のように政権交代が行われ、国内の報道体制はあまり変わっていないと一般に思わせる配慮を行いつつ、相当に大きく変化していることがよく分かる記録となったので一旦記録する事を止めた。

 その後、そのまま放っておくのもどうかな?と思い立ち、少し様子を変えて個人的なスクラップの場所として使う事にして、11月から見出しだけで内容がぱっと浮かばないものについては捕捉を行うという形でスクラップとしての有用性を大きくしておくことにして現在に至る。


 つい今しがた11月の内容を軽く眺めて先月の出来事を再確認していたのだけれど、そこで社会面関連の記事の捕捉として個人名が数多く並びすぎている事に初めて気がつくこととなった。


 最近とても気になっていたのは、リンゼイさんの事件における逮捕時の報道姿勢や警察対応の異常さに比べ、これと前後して同程度かまたはそれ以上の報道がされていておかしくないはずの関東や中国地方での連続保険金殺人事件を前にして、

なぜ市橋容疑者は公に指名手配されていたとはいえ1名の死体遺棄であそこまで異様な騒がれ方をして、両親まで引っ張り出して完全に顔を全国中継の放送で晒すような、冷静に見たならどちらも人権侵害にあたるようなことまで平然と行っているにも関わらず、

連続保険金殺人事件の方は、数多くの人命を己の身勝手な金銭的欲求のために次々と食い物にしてきたという、秋葉原で衝動的に起こされた殺傷事件と比べても悪質性が高いのではないかと思われる事件で、とても重大な問題を数多く含んでいるというのに、すぐに報道がされなくなっているほか、容疑者の氏名などが全く公表されていないという現実がある。

 また、似たような例では、ここ数日世間を大きく騒がせている、千葉で起きた放火殺人の犯人なのではないかと考えられる48歳の男の件があり、すでに別の強盗事件で逮捕されているこの男は、刑務所を出所してそれほど経っていないということも伝えられていて、強盗事件だけでもほかにもいくつも行っている可能性が高くそれを本人が認めていると報道されているほか、強盗強姦事件をいくつも起こしているのではないかという話まで出ているのに未だに実名が公表されていない。

 それなのに、どんな記事でも何千、何万というアクセスがあり、報道する端からアクセスされてキャッシュされアーカイブされていくネット上の報道機関の記事は、傷害事件や詐取事件どころか本人が否定していて本当に犯罪が行われたかどうかさえ怪しい小さな痴漢事件で、本人を完全に特定できる~市~区の~というおおよその住所と完全な氏名を堂々と公表していて、

これは何をどう考え合わせてみてもバランスが取れていないとしか言い様がない。


 見出しに補足部分をつけるようになって、知らず知らずのうちにそういった部分が表に出過ぎるようになってしまっていたのだと思うのだが、社会面の記事は見出しだけで中身がぱっと掴めないものが多いということもある。

 だが、考えてみると、もし間違ってこのブログが膨大な量になってしまった場合、この報道された氏名を載せているという部分を使って、別の、犯罪的な使い方をする人間が出てくる場合があるかもしれない、ということに行き当たってしまった。

 また、犯罪とまで行かなくとも、こういったものを個人的な嫌がらせや不当ないじめに使う人間が出ないとは決して言えない。


 現実的なことを考えてみた場合、こんなボット以外は僅かに数人しか見ていないようなブログなど誰も気にしていないし、スクラップのタイプを変えてまだ1ヶ月も経っていないため、国内の報道各社がわずか1ヶ月ほどで記事を消してしまうとはいえ、現時点ではこのブログが検索でそれよりも上に上がる可能性はほぼないため、このブログが悪用される可能性もまた限りなくゼロに近い。

 また報道各社が1ヶ月ほどでネット上の記事を消してしまうとはいえ、新聞各社はそれぞれの蓄積したデータを一般的にそれほど高くない金額で販売しているため、このブログでそんなどうでも良いデータを載せようが載せまいがそんなことはそういった悪質な人間に取って全く関係ない事だと言える。

 また、こういった類いのものをそういった行為に利用するという行為自体が個人的には全く理解不能で信じ難いものであり、日本社会全体にそういったある種のいじめ気質(いじめを放置するのもいじめである)が定常的に薄く蔓延している事はとても大きな問題だと思うが、そういった事があってはいけないと思ったため、社会面につけた補足記事は消去する事として、記事内容のスクラップから切り出した本文をこのブログに載せる事は止める事にした。

 また、これに伴いスクラップの意味合いが変わってしまうため、補足をつける事は全面的に止め、以前の見出しだけの状態に戻す事とした(とはいってもこんな暇人な事をいつまで続けていられるのかは自分にもよく分からないが...)ほか、11月分で該当しそうな個人名をひと通り削除した。


 この程度の事に気づくのに何週間もかかったというのはとても情けない限りなのだが、この、こういった類いの事に非常に疎い性格は少しずつ直す必要があるかもしれない。

「昨日のニュース」改め「ニュースの隙間から」

2009年10月29日 | メモ
「昨日のニュース」改め「ニュースの隙間から」

 元々このブログを始めたのは、わずかに細川羽田村山という澱みがあったにせよ中身としては国政のほとんどを自民党が牛耳ってきたといって差し支えない戦後の日本政治の中で、2009年の衆院選で自民党が敗れて政権が民主党に交代するとともに、

これに伴って本来であればもっと以前に二大政党制あたりに移行していなければいけないはずだった日本の政治状況がどう変化していくのか、また、旧来の本当にどうしようもないとしか形容することのできない、今や公然とゴミ呼ばわりされる自民党のお抱え御用報道機関として機能してきたに等しい各種報道機関の姿勢がどのように変化していくのか、といったところを記録しておこうということだった。

 結果的には、その潮目となる数ヶ月間を一応それなりに記録しておくことができて、個人的には十分にこの潮目となる時を時をしっかりと記憶できたような気がする。

 今後は幾つかニュースを取り上げたりしながら相変わらずの駄文を書き散らすニュース関連雑記とすることにして、名前の方は「昨日のニュース」から「ニュースの隙間から」というブログ名に変更することとした。