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Carpe diem

最近は、とある欧州の島での多国籍な日々。

カサノバとヴェネツィア

2006年05月09日 | DVD・映画
4月後半から、合併症で病院に逆戻りしたりしていました。いやぁ、この歳で熱が40度近く続くとお花畑を垣間見る心地が致しますね。

先日、と言ってももう一ヶ月も前だが、「リバティーン」を観た折りに「カサノバ」の予告をやっていて、次はこれをみようかなと思った。しかし連れのTさんには、
「リバティーンの次にカサノバ!人格疑われますね。確実に好き者と思われますよ。」
と言われてしまった。
映画館のグッズ売り場で、ロチェスター伯爵のびらびらレースの襟飾りを手にとって、
「いつ必要になるか知れないから、買っておいたほうがいいですかね?」
とのたまったTさんに人格疑われる筋合いは、余りないような気もするが。

カサノバの回想録は、大学時代の西洋美術史でちょろっとやった。何で美術史に出てきたんだっけ?モーツァルト絡みだったか?ヴェネツィア派の絵画の話の流れだったか?
ともかく回想録の検証をした学者がいるとかいう話で、情事の際の描写に出てくる、海上の月が実際はそうは見えなかったはずだとか、だから回想録はフィクションも多く含まれているとか、そんな話だった気がする。
それにしても-
「ただ一つの失恋も、人生の敗北である。」
いったー。わたくし、人生かなり早いうちから負けてるわ。

カサノヴァに関しては、別に彼に興味があるのではなくて、ヴェネツィアが観たいという感じが強い。繊細なロギアが連なる運河、華麗なカーニヴァル、朽ち果てたような路地裏。よくできたファンタジーを提供してくれる小さな島。

今年の2月にヴェネツィアを訪れた際に、ゴンドラから見たカサノヴァの家。

多分こっちだった筈・・・。で、↓こっちがマルコ・ポーロの家だったと思う・・・。ぎ、逆か・・・?


おや?溜息橋の写真がない。
かつてカサノヴァは、ドゥカーレ宮殿に連なる牢獄から脱獄を果たしたと言う。

↑サンマルコ寺院のバルコニーから見たサン・マルコ小広場。左手がドゥカーレ宮殿。
↓そして、脱獄したカサノヴァが立ち寄ったと言うカフェ・フローリアン


手前の男性が、"Looking for Richard"のヘイスティングスに似ている気がするんだが・・・。どうでもいいですね。

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2 コメント

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"Dickon"感想UPしました (秋津羽)
2006-05-10 01:22:51
お久しぶりです。ブログの投稿を休まれているなあと思っていたら、入院なさってたのですね。今は体調は大分良くおなりなのでしょうか。

ようやく"Dickon"の感想をUPして、TBさせていただきました。リチャードの登場場面の適当訳もございますのでよろしければお読みください。

御身体ご自愛くださいませ。
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ありがとうございます。 (psy)
2006-05-10 23:38:19
TBしていただいたのみならず、ご連絡してくださって。

体調は、本調子ではないですが大分回復しました。



"Dickon"の感想拝見いたしました。う、羨ましいです。既にご推察かもしれませんが、ゴールデン・ウィークに渡英した友人に頼もうと思っていたのに、その直前に体調を崩してしまって、頼めなかったのです・・・。うう・・・。



例え戯曲として弱くとも、本国のマーケット・プレイスでくらいは容易く買える位には流行って欲しかったです、ほんと。
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