五次元世界へ誘う魂の道案内 ブログ

思考と想念の活用で自己実現 想念が潜在意識へ蓄積 唯心所現と自己実現

願望(希望、夢、祈り)の実現シリーズ
当旧HP2003/10/16---2020/8/29 ブログへ再編集して再掲

人間としてこの世に生まれて来た以上は、安心と健康と平和と幸福は勿論のこと繁栄や成功を得なければ、何の価値もないような錯覚にさえ陥ります。
人々が日々の生活に於いて、それぞれ真剣に努力していることは、結局のところ各自の利己的で偏狭な誤った幸福などを実現するために、探し求めているからであると言えるでしょう。
人々は、各々の立場で自らの価値観に基づいて、目標を立て進んで行っている様に思えます。

心境と想念が潜在意識へ蓄積される(会報1991年12月号)

多くの人々は様々な夢とロマンを描きそれに挑戦し努力をしますが、殆どの人々が事物の成就に失敗するのは、心(精神)がその「成就を裏づける様な心境になれない」からです。
ここで、最も重大視をしなければならないのは、個々の失敗例そのものではなく、個々の失敗を現わす様に成らしめたところの「心境」そのものが、今もなお続いているということです。
ですから、人間の潜在意識にあるところの「失敗の傾向」と、いう要因を取り除かない限りは再び、さらには幾度もその人は失敗するのです。
そもそも失敗の最大の原因は、個々の潜在意識内にある生活態度を始めとして生き方、人生観・人間関係・価値観・神仏観という様なものが、正常ではないことからきています。
かつて「善き樹は善き果実を結ぶ、それ故に果実を見てその樹の善悪を知れ」と、イエスは教えられています。

その人が善い運命に恵まれないということは、その人の人格は低いものであり、品性は未熟で完成されてなく意識・思考としての想念が未だ「本当のもの」でなく、徳も乏しい証拠であるということが出来るのです。
その人の想念が「本当のもの」でないと言うことは、その人の「本来の姿」すなわち実相から来るインスピレーションの想念ではなく、周囲に取り巻く現象世界に心を捉われて実相には存在しない様な、「不完全さ」を心の中に常に描いているということです。
つまり、その人の性格や人格を築く基準となる意識・思考の内容は、真理から離れた不完全で不安定なものであり、自我から出たところの利己的なものが多いと言えます。
私たちが心に思ったり描いたりすることは全て想念となり、顕在意識を通して潜在意識で想念を持続したり、度々、同じ傾向を持つ想念を繰り返しているならば、知らず知らずの内に潜在意識に蓄積されて、何時の日にか無意識にかつ習慣的にある特定の癖・行為が行なわれる様になり、その人の性格を形成する様になるのです。

つまり、人間のあらゆる行動力は様々な意識・思考から出た、想念の集積した力によって起こされると言えます。
ですから、あなたの生き方を決めて行くものは基本的には「意識・思考」なのです。
それは、正しい考えこそが正しい想いと、正しい知恵と正しい判断が湧く様になり、そして正しい行動も出来るからです。
他者の裕福なる人を羨まない様にするのは、他の人の富を羨む心は富を否定する心でありますから自己同一視により、自己の富をも否定することになり豊かに成りたいと努力をしたところで、何時まで経っても潜在意識が否定しますから豊かになれません。
私たちが宇宙の創化作用を有効に活用するには、宇宙の意識(神意・心)に波長を合わせて、調和・適合した関係に成らなければならないものです。
ここで宇宙の意識(神意・心)は利他の赦しと愛念と感謝の心でありますから、各自に赦しと愛念と善意と平和と感謝の想念のみを有する様に心掛けましょう。

唯心所現と変化無常の世界だから自己実現できる(同上月号)

この世界は仏典にある様に「唯心所現の世界」なのであります。
それだからこそ自らの「心・意識」によって、それを支配することを学び、「心・意識」によってそれを支配することを実証しなければならないのです。
もし私たちが自分の「心・意識」によって外界を支配することが出来なければ、逆に私たちは外界の力によって支配せられることになるでしょう。
今まで外界の環境、境遇に支配されて来た人は、ここで思い切って心を一変して見方を変えなければならないものです。
そして「創世記」に書かれたところの「人間は万物の霊長として、一切のものを支配する権限を与えられた」という、聖句の通りに信じて生きなければ成らないのです。
そうすることによって、やがてあなたは「外界を心・意識の侭に支配し得る人」と成ることでしょう。

人間には超心理学の分野で証明されている様に、度々、同じ傾向を持つ思考や想念を繰り返したり、持続しているならば、顕在意識を通して潜在意識にも働かせて心の奥底に蓄積されることにより、何時か、無意識にかつ習慣的に事物を成就させる力が備わっているのです。
私達は毎日の生活上に於ける様々な出来事の中で、何時も何を考えたり思っているだろうかと、時には振り返ったことは有りませんでしょうか。
それは、あなたの一瞬一刻の心・意識の働きや言動が、あなたの一生の運命や境遇や幸福度を決定しているからです。
現象世界は仏典にある様に「変化無常の世界」なのであります。
変化無常の世界であると云うことは、「常恒の姿なく変化する世界」であると云うことであります。
この世がもし何の変化もしない固定せる世界であるならば、動植物の生成化育の万事は止むことになり、山川も姿形・形態は何も変化しない事になります。
しかし、宇宙の「森羅万象」の変化し得る世界であると云うことは、私たちの救いでもあるのです。つまり、そこに私たちが外界を支配し得る「根本的な理由が存在する」訳です。

変化する原動力は、そこに住む人の業力(カルマ)によって転ぜられるのです。
業力とは過去に蓄積されたところの「心・意識の力」が具象化したものです。
つまり、業力とは原因結果の法則(因果律)でもあるのです。
想像力(イマジネーション)によって心の世界に確信をもって描かれる時、それは次第に蓄積され物質化して現象界に発芽し始めるのです。
しかし、心の世界にある形に描いておけば腕を組んでいるだけで、それが実現するなどと安易に考えてはなりません。
私たちは日々の生き方に主体性を持つと共に、日常に起こる様々な問題・課題を自ら思考と判断し、解決して行こうとする前向きの意志と努力が大切なのです。
私たちの心・意識で想念したり創造する自由は、善い方向にも悪い方向にも同じ様に想いの行為が可能であり、どちらの方へも向けられるということを学びよく理解して、再認識しなければならないでしょう。
つまり人間の自由意志と自由判断と言葉遣いと、行動の自由という権利は「諸刃の剣」でもあるのです。

心の世界に形成したものが現実の世界に出現するには、そこには意識・思考の内容に応じて自然と言葉や行動化が起こるのであり、自己の内から催してくる導きに従って、懸命に自己の希望する事柄・目標を実現するために努力し、弛まぬ行動をしなければ成らないものです。
ところが懸命に取り組み努力している時、その実現の過程・途中において、自分の希望しない様な反対の悪い状態がたとえ起こって来たとしても、決して悲観してはなりません。
もし、その様な悪しき状態が起こって来た時には、心を平静にして「この状態が希望達成に必要な踏み石となり、この事象を通して必ず良いことが来る」と、心の奥底から念じましょう。
私たちは強い信念と想像力を持ち続け、真理に基づく生き方や人生観を学び、常に好転を信じて途中の困難にも挫折せず、明るい希望や展望を持ち邁進する人は、何時か遂にその目的を達することが出来るものです。
日々の暮らしで繰り返される意識・思考の想念は、潜在意識にイメージとして蓄積されて行き、「創化の法則」によりやがて具体化されます。
本当に心の操縦法(マネ-ジメント)ほど難しいものはないでしょう。
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