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開運への近道と人間の開発、品性の完成、積徳の功徳 真の幸福を掴む心の法則2

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幸福への道シリーズ(幸福、開運、人格、品性、積徳)(霊脳研究1988年4月号より抜粋)

人間性の開発と品性の完成

 今、巷に溢れている人間改造書の多くは、内容通りに実践すればたちまちの内に効果が現れて来るごとく書かれています。
 しかし、実際に実践したところで思ったような効果は得られないのが殆どのようです。
 ところが、その方法で実践してみても効果が期待したように現れないことの理由については、あまり触れられていないのが現状ではないでしょうか。
 例えば、超頭脳開発法、願望実現法、身体強健法、出世成功術、人材とか富を集める法‥‥などさまざまに出版されています。
 それらのほとんどの内容は、潜在意識の開発を主にして潜在意識の持つ力を有効的に活用するため、リラクゼーションやイメージ法などのトレーニングとなっています。
 中には、自己実現プログラムや出世成功プログラムのセミナーとか、カセットテープやCDによるシステムプログラムの高額なセットなどもあります。
 でも、一般的には深いリラクゼーションもα脳波によるイメージ法も、簡単には出来ないのです。
 一般に、このような内容の書物などが巷に氾濫している原因は、今日まで大部分の人々は、自分の人生の生き甲斐である“幸福な生活を実現する”ことが出来るものは、“学力、知力、体力、金力、権力”であるというような、三次元的な間違った目先の「力」であると考え、これらの獲得を目標にして努力しているからなのです。

 大体に於いて、人間としてこの世に生まれて来た以上は、安心と平和と幸福は勿論のこと繁栄や成功や名声や富を得なければ、何の価値もないような錯覚に陥ります。
 全人類が日々の生活に於いて、それぞれ真剣に頑張って努力していることは、結局のところ前述した各自の利己的で偏狭で誤った幸福などを実現するために、日々に於いて探し求めているからであると言えるでしょう。
 ところが、肝心な人生の生き甲斐である「幸福とは、一体何であるか」ということになりますと、それは人によりそれぞれ見解が違っているのです。
 さらに、時代を始め、国家、人種や民族、地方の場所などによっても様々な考え方があります。
 ですから、このように一般的に肝心な「幸福」についてのこと(定義)がはっきり分からないために、事業に成功して財産を得ることとか、あるいは出世して社会的な地位が高くなることとか、才能・特技・芸で名声を得るなど、というような事柄が幸福であるかのように誤解しているわけです。
 参考:真の幸福の条件としての基本的な各要素などがあります。

真の幸福とは

 最近になって人間社会の成り立ちや、その中での人間の在り方を研究した結果、一般の人々が求めているこれらの「力」は、人生を築いていくうえで大切な要素(ファクター)ではあります。
 しかし、それらはあくまでも枝葉のようなものであり、真に“幸福な生活を実現する”に必要な根本的な「力(能力)」を発現させるには、人間に本来から備わっている『品性』であることが明らかになったのです。
 ここで「品性」とは、人間の日頃の生活上に於ける心遣いと言葉遣いとか、行いなどにより徳を積む(愛行、布施、奉仕、洗心、感謝、報恩)程度が、各人の人柄として現れているもののことです。
 人間の潜在された様々な天分・個性・能力を本当に生かすことが出来るものは、その人間の『品性』でありますから、その品性が低いと、今までせっかく苦労して身に付けた能力の知識や技術、開発法も幸福実現には役立たず、前述のように利己的で独断と偏狭な誤った思考力から、返って不幸を招くことに使われてしまうものです。
 普段は良い人でも良からぬ心を起こすと、邪悪な勢力(暗黒想念)によって扇動や示唆されて思いもよらぬ方向へと発展して、気が付いた時は悪事に手を染めてしまう知能犯罪と、言われていることがその卑近な例です。
 ですから、その人の持っている天分・能力(器量)が大きければ大きいほど、その天分・能力を真の幸福を実現するように使い熟すためには、より高い「品性」が必要になってくるわけです。
 一般にいうところの人間の器(器量・力量)だけを大きくすれば、それで良いというものではありません。
 本ブログでは、一般的な潜在能力の開発のみでなく、人間性の開発と心の法則による修養にも触れて、先ず真理を求めて自ら学び知った上で人それぞれ異なる立場から、自分に合った方法で実践して頂き意識と言動を高尚にして、性格の改善から立派な人格を形成して、常に心・人間性・霊性・魂の向上へと進めることが大切です。
 そして、人間としての器(能力)を大きくすると共に人格や品性を高め、正しく善い心遣いと言葉遣いを身に付けて、広く豊かで暖かい思いやりの心から、自ずと安心で静かな心境が生まれ、より高い徳を含んだ人間として成長することを目的とします。
 
積徳と開運と功徳

 それでは、幸福を実現するために相応しい品性とはどういうものかと申しますと、世界の諸聖人が人類に示されました、自然の法則に一致する真理であり「慈悲(利他)の心」で満たされている人格が現れたことです。
 このように、より高い徳を含んだ智慧や思考が自然と湧き出て、その人のあらゆる天分・能力が最も有効的に働くようになると、すること、成すことは勿論のこと、思うことも考えることも、全てに善い作用や影響を生み出しますから、当然のことですが善い結果をもたらすことになるわけです。
 これを科学的に考察しますと、真理に基づいた人間の正しい心遣いや言動から正しく善い性格が生まれ、善い性格から正しく善い人格へと進み、善い人格から高い人格を形成され、高い人格から高い品性が造られてやがて品性は完成するわけです。
 このように日頃の心遣いと言葉遣いや行いにより徳を積む程度に応じて、品性を高める修養のことを徳を行う道と言い、漢文で表すと「道徳」となります。
 しかし、今の学校で行われている道徳教育は残念ながら少し内容とか趣旨が違うようであり、何故か軽視(効果が確認できないから?)されているのが現状です。日本の社会が退廃していることはここに原因があるのかもしれません。

運命成立や品性が形成されるプロセス(左から右へと年月を経て徐々に形成されていく)


 拙書「α波があなたの未来を決定する」第2章1アルファ支配人間の成功法でも述べてありますが、私たちが毎日意識してか無意識にでも働かしている、心の習慣やと言葉遣いと行動は表情や姿勢となって現れ、知らず知らずの間に特有の雰囲気を造ります。
 その人の雰囲気は性格に変化を与え環境や境遇に作用して、風格や容貌となって現れやがて人相や手相を始め骨相にも影響してくるわけです。
 さらには、その人の日常に現れる性格から人格や品性を形成することになり、それによって健康も成功も繁栄(豊かさ)も幸福度も、ついには大切な一生の運命までも左右されてくるわけです。
 あなたは、ご自分の性格を、どの様に捉えていますか?。
 ですから、今よりも幸福になりたいと思ったら、先ず徳を積むことです。
 宗教的な立場から観ますと、天の倉に財産(徳)を蓄えることです。

 もし、悪因縁のために不運な人は不徳(借財がある)でありますから、先祖供養を報恩の気持ちで行うと共に、その分を愛念・感謝を込めて仕事に打ち込み、勤労奉仕(ボランティア)の心と布施(奉納・寄附・献金)などにより、世の中へ還元しないことには、何時まで経っても運命は善くならないわけです。
 このような真理の話しや体験談を周囲や知り合いの人々に伝えると言う、愛行(伝道)の実践も徳を積むことになります。
 つまり、真の安心と豊かさと幸福な生活を得られるキーポイントは、日頃のあなたの心遣いや言葉遣いと行い(実践)にあると言えます。
 お金を支払って他力によって功徳を授けて貰っても、一時的なものであり愛念による愛行(奉仕)の努力が第一です。
 ⦿本ページの内容は「モラロジー」の資料(テキストなど)から引用した部分も含まれています。

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