F log
そろそろ婚約~結婚をと考えてるカップル必見の映画
もちろんロマンチックな恋愛映画という訳ではない。
ただ婚約~結婚にかかる諸費用を激減させるかもしれない可能性を秘めている(笑)
最近 F 嫁が借りてきたレンタル DVD を見た。
レオナルド・ディカプリオ関して、タイタニックの・・・という予備知識しか無い方は、この俳優の充実ぶりに驚くのではないか。
事実、F もそのひとりだった。
The Blood Diamond
鉱山というイメージからはかけ離れ、砂金のように川をすくって高品質なダイアモンドが採取できるアフリカ西部シエラレオネ。
そのダイアをめぐり政府と反政府武装勢力のまさに Bloody な内戦。
取引される “ 紛争ダイヤモンド ” と呼ばれる、この世に流通してはいけない石のからくり。
そして業界を牛耳るダイアモンドシンジゲートの闇。
なかなかに重いテーマだ。
主人公である元傭兵のダイヤモンドの密輸業者ダニー・アーチャーを演じるのがディカプリオである。
傭兵のコネを使い武器を反政府側に供給し、代金としてのダイアモンドを隣国に密輸している。
元傭兵?・・・と正直、訝ってしまったが、これがどうしてなかなか様になっている。
身体もちゃんとビルドアップしているし、銃器もきちんとダブルタップで撃ってる。
アーチャーの左手にはブライトリングのクロノグラフ。
そしてアーチャーの依頼でビーチ・バーのマスターが調達したのは、F の愛銃でもある H&K USP COMPACT 。
これも何かのご縁か(笑) もちろんコンシールドキャリーなのでフラッシュライトはない。
アフリカ紛争地帯ということで、登場する小火器はカラニシコフを始めロシア製が多い。
国境付近でアーチャーを逮捕した部隊は H&K G3 だったな。
アーチャーの古巣らしい PMC はもちろん西側バリバリの M4 + COMP M2 。
往年のと言っては失礼だが、「フェノミナ」の美少女ぶりが印象的なジェニファー・コネリーはジャーナリストのマディー・ボウエン役。
紛争地帯に進んで飛び込む硬派な記者。今回は紛争ダイアモンドの真実に迫ろうと、密輸業者であるアーチャーに接近する。
その美貌は少しも衰えていない。存在感のある眉毛も昔のまま。
トップ写真は難民キャンプのフェンス越しにライカ ( M4? M6? ) を構える彼女。
彼女が撮ったショットとして挿入されるモノクロ写真がとてもいい。
もっとも 90 年代の記者がライカ?? と思うし、マニュアル操作していたようにも見えなかったが・・・
そういえばアーチャーは密輸で逮捕されたときナショジオの記者に偽装していたが、バッテリーグリップ付きの一眼だったな。
反政府武装組織に翻弄される現地の漁師であるバンディ・ソロモンを演じたジャイモン・フンスーが抜群に巧い。
息子を取り返すためにあらゆる努力をするが「なぜ嘘をつかなければならない??」の台詞など、無垢で生きてきた男というのがよく分かる。
絵になる・・・というか、立っているだけで存在感がある素晴らしい役者だと思う。
映画の中心となる“石”を巡っての争いは意外な形で決着する。
アーチャーとマディーの衛星電話を使った最後の会話が泣かせる。
ダイア市場を独占する V 社 ( モデルはもちろん D 社だ ) 。“石”はその奥底に秘匿されてしまう。
そしてラストシーン。
紛争ダイアモンドを流通させないようにする会議でソロモンが証人として演説を始める直前で映画は終わる。
ダイヤの価値を決める“ 4 つの C ” Color(色) Cut(カット) Clarity(透明度) Carat(カラット)
しかし、実は5つめの C Conflict(紛争)が存在することを、あなたは知る。 ( 映画の宣伝コピーより )
この映画を見てもなお、ダイアモンドを強請れるか??
F 嫁はこの映画を結婚前に見ていたら、ジルコニアでよかったなと言う
どうして 1995年 に公開してくれなかったのだろう(笑)
ま、それは無理な話。シエラレオネ内戦はちょうどその年代。
アーチャーやソロモン、マディーが走り回っているまさにその時に我々は出会ったのだから。
いいの!!
全部紛争ダイヤってことにしとけば・・・(笑)
あまりイメージはなかったけど、北米大陸でもダイヤは算出するんだね。
北極熊の刻印か、カワイイのかな