F log
前の記事で書いた AP-1 君の成田デビュー。
ゴーヨンとロクヨンという弩級のレンズを目の当たりにして、良い経験をさせてもらった。
F はといえばフォーサーズマウントゆえ両レンズの恩恵にあずかれず、いつもの 150mm F2 で頑張った。
35mm 換算 300mm で普通なら 1.4 倍のテレコンを挟んで 420mm とするのだが、この日はあいにくの曇天。
テレコンによる F 値の低下は避けたい。なので広角以外、全て 150mm F2 のままで撮影した。
150mm F2
さくらの山公園に到着と同時に 16L へと侵入してきた FedEx の MD-11 。10 時過ぎまでは少し青空が見えていた。
150mm F2
16L からの離陸位置に向かう JAL CARGO の 767 。写り込んだお腹のゼブラ模様がおもしろい。
150mm F2
前回 AP-1 君が正面から捉えたスイスインターナショナルエアの A340 。CFM エンジンはスリムだなぁ。
150mm F2
離陸機の合間を縫って降りてきた NCA の 747 。
150mm F2
ベトナム航空の A330 。この渋いブルーグレイのような塗装が好き。CA がアオザイ着用というのも魅力(笑)
11 時を過ぎ例のデカブツの離陸を撮るため、さくらの丘公園へと移動する。
150mm F2
緑のフェンスの上に垂直尾翼が見えたと思ったら、いきなり BA の 747-400 が姿を現した。やはりここからでは離陸の瞬間は撮れない。
それにしても A340 なら違和感ないが、747 にこのエンジンはやけに細くて頼りなく感じる。
150mm F2
双発機はもっと離陸が早い。見学の女性の背後から。こちらはまるでエンジンが飛んでいるよう(笑)
150mm F2
モノは JAL の 777-346/ER いわゆる 「 エコジェット 」 である。やはり曇り空だと映えないなぁ。
150mm F2
対照的にズングリムックリなのは ANA の 737-700ER 。44 席もしくは 38 席の小型ではあるが全席ビジネスとゴージャス。
ER だけあって航続距離も 10,000km を越えるという。なかなかやるなぁ。
150mm F2
そして正午少し前、 “ 彼 ” はやって来た。…というか飛び立っていった。
150mm F2
シンガポール航空の A380 。うむむ、何度見てもデカい。目の前に浮いているのは非現実的とも言える。
150mm F2
真横。高倍率ズームにレンズ交換した AP-1 君はバッチリ全長を捉えていたが、換算 300mm では長過ぎ。
150mm F2
目の前を悠然と飛び去る A380 。787 に代表される双発機全盛時代を迎えているが、四発機の意地を見せてほしい。
11-22mm F2.8-3.5
航空科学博物館に移動しようと撤収途中で振り返ったら、ヴァージンの A340 が上がるところだった。
まさに花曇りの日曜日。高台にあるさくらの丘公園は、吹きさらしでたいそう寒い。
150mm F2
航空科学博物館の屋上からエプロンを撮る。右上には B 滑走路にアプローチする機影が。
150mm F2
もう少し左。さらにこの左側が A 滑走路である。
150mm F2
滑走路横の桜を排熱で揺らせながら離陸する JAL 747-400 。この季節ならではの風景。
150mm F2
航空科学博物館は初めてだったが、思ったより近くで撮れる。晴天ならこの角度は逆光であり、その点はラッキー。
トップ写真は同じ角度の JAL 777-300ER 。
150mm F2
欧州に帰る為に大量の燃料を積載しているルフトハンザの A340 は、重いのか離陸の角度が浅い。
150mm F2
前出スイスインターナショナルエアの A340 と比べて RR エンジンのルフトハンザは力強い。エンジンで印象が変わるなぁ、特に四発機は。
11-22mm F2.8-3.5
成田に到着直後以外、終日こんな天気だった。花曇りというより曇天。
やはり航空機には青空がよく似合う。もちろん桜にも…
来年は青空、桜、ヒコーキの三点セットで写真に収めたいものだ。
( エンジンについての間違いを御指摘いただき、3 箇所訂正しました。ありがとうございます )