・直近6年間の投資結果


某ブログで紹介していた最近の資産別成績のまとめだ。
(クリックで拡大表示)
そのブログのコメントは
「どの資産が上がるかは分からないので分散投資が必要」
というものだった。それは間違いでは無いけどそれだけでは楽観的すぎる。
そこで6年間の掛け算リターンと足し算リターンを追加した。
見れば分かるけどかなりの差が出ている。債券と新興国が健闘している。
意味は複利と単利だ。足し算は厳密には単利とはずれるが目安に見てもらえれば良い。
足し算がプラスの場合は1年毎に利益確定しておけば利益が出る可能性がある。
複利狙いの連続投資の場合は1回でも-50%程度を食らったらかなり致命的だ。
両方とも-50%以下のものには投資してはいけない。チャンスはほぼゼロだ。
まあ、やるのは勝手だけどね。
投資するならこれ位の確認は行おう。
住信アセット2011年の振り返り
・上場インデックスファンド新興国債券(1566)

それで6年間の結果が最も良かったのが新興国債券だ。
偶然にももうじきそれのETFが日興AMから発売される。
ETFとインデックスファンドの比較は色々言われるけど結果を見るとETFの方が少し良い事が多い。
その辺は投信まとなびで確認できる。
これを買うかというと私は当分は買わない。1677で少しやられたからだ。
ETFは機動性に劣るし、値動きが分かりにくいのでやられる可能性もあると思う。
ある程度長期で持つ人ならいいかもしれないね。
上場インデックスファンド新興国債券(1566)
・マネー・ヘッタ・チャンさんの本

年末にマネー・ヘッタ・チャンさんの「ヘッテルとフエーテル」、「マッチポンプ売りの少女」を読んだ。
面白かったので一気に読んでしまった。
その一部を少しアレンジして紹介すると
例えばメルマガでA社の株を上がるを512人に下がるを512人に出す。
それで次の日は当たった512人の内、256人に上がるを256人に下がるを出すのだ。
これを5回繰り返すと512→256→128→64→32人となる。
そして5日連続して当たった最後に残った32人にお金を払ったら今後も情報を出しますよと
勧誘するのだ。これはずる賢い。
単に1/2の確率でメールを出しているだけなのだがこれは引っかけられる。
ラジオで説明された時はピンと来なかったが本を読んで納得した。
勉強になるねえ。
「ヘッテルとフエーテル」が基本編で「マッチポンプ売りの少女」が特定の相手を想像させる内容だ。
最凶のマッチポンプ団体「日本ユニークス」が登場する。
どちらも読み物としても面白い。興味のある人は読むのを勧める。
・花輪陽子のもう100万円貯まる本

これも年末読んだ花輪陽子さんの真面目な節約本だ。節約ネタが満載。
ただし、日経マネーのムック本なので日経マネーの読者の人は既に読んだ内容が多い。
そうで無い人は値段も安いので興味があるので買っても良いだろう。
載っていた項目で私がお勧めなのはクレジットカードのエクスプレスカードだ。
これは便利。東海道新幹線に便利に安く乗れる。
それに電子マネーのクイックペイ、iD、モバイルスイカに対応している。
節約になるかは分からないがとにかく便利。後から確認も可能だ。
・排出枠価格が「ただ同然」になる日

今週、印象に残ったニュースだ。排出権が暴落だ。良い事だ。
排出枠価格とはCO2等の温暖化ガスの排出する権利の価格だ。
一応、世界中で削減を目指しているのだがそれが出来ない場合はその権利を買う事も可能だ。
逆に多くの削減を行った場合、その権利を売る事も出来る。
ただし、アメリカはこの条約に入って無いし、中国、インド等の新興国も入って無い。
おまけに熱心なヨーロッパはあの状況なのでもう終わりだろう。
ロシアとか東欧圏が大量に売っているのが原因のようだが元々その割り当てがいい加減なので意味が無い。
こういうのはさっさと止めた方が良い。
排出枠価格が「ただ同然」になる日
・アジテーターに注意しよう

アジテーターとはでたらめな事を言って社会を混乱させる奴の事だ。ほとんどが金目当てだ。
自分の取引が有利になるような事を言うのをポジショントークとも言うがそれも同じだ。
日本経済破綻とか国債暴落って奴だ。
リンクを張ったアジテーター1の場合は自分のつまらない本を売るためのネタで、
アジテーター2は単なる小遣い稼ぎだろう。
アジテーター3はそれなりに有名人で悪霊に取り付かれたように同じ事を言って外し続けている。
大体、借金とは金を持ってない奴が借りるから借金なので自分で通貨を発行できる国家の場合そのままは当てはまらない。
債券を発行し続けると金利が上がる物だが今だに12日で0.95%だ。
10年物「固定金利」でこれなのだから開いた口が塞がらない。
債券は県や市も発行できるがこれは地方債と呼ばれる。久しぶりに見てみたがこれもひどい。
こちらも10年物債券が1%ちょっとだ。金余りもいい所だ。
地方債も暗黙の国家保証があると思われているが、それでも最悪の場合もありうるのだがこの有様だ。
国債の金利が上がるなんて100%無い。
「どじょう」の目的は国民を脅しまくって定数是正や公務員給与削減をやらないで増税する事だ。
こんな詐欺を見抜けないと後からひどい目に会うよ。
他人がどうなろうといいのだが私も被害が及ぶ可能性があるので書いているのだが注意して欲しい物だ。
長期国債利回り推移(直近31営業日)
全国型市場公募地方債(個別債>発行実績>平成23年度
アジテーター1
アジテーター2
アジテーター3
今週は久しぶりに経済系のネタでまとまったね。

