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最近テレビのコマーシャルで観るニデックってどんな会社?

2025-03-14 09:20:37 | 企業
ニデック(Nidec Corporation)は、日本に本社を置く世界的な電機メーカーです。1973年に永守重信によって創業され、主にモーターやモーター関連製品の開発・製造を手掛けています。ニデックは、小型モーターから大型産業用モーターまで、幅広い製品を提供しており、家電、自動車、ロボット、産業機械など、さまざまな分野で使用されています。

ニデックの特徴は、その技術力とグローバル展開にあります。世界中に子会社や生産拠点を持ち、国際市場で強い存在感を示しています。また、M&A(合併と買収)を積極的に行い、事業拡大を図っていることでも知られています。

代表的な製品としては、HDD(ハードディスクドライブ)用モーター、ブラシレスDCモーター、サーボモーターなどがあり、特にHDD用モーターでは世界シェアの大部分を占めています。

ニデックは「世界一のモーターメーカー」を目指しており、技術革新と市場拡大を続けている企業です。

成長戦略の一環として過去多くの企業を買収してきました。

ニデック(Nidec Corporation)は、その成長戦略の一環として、過去に多くの企業買収(M&A)を行ってきました。以下は、ニデックが買収した主な企業や事業の一部です:

1. **エマソン・エレクトリックのモーター事業**(2010年)
- アメリカのエマソン・エレクトリックから、家電や商業機器向けのモーター事業を買収しました。これにより、北米市場での存在感を大幅に強化しました。

2. **エイチエスアイ・マニュファクチャリング**(2017年)
- アメリカのエイチエスアイ・マニュファクチャリング(HSI Manufacturing)を買収し、自動車用モーター事業を拡大しました。

3. **オーバーランド・ストレージ**(2015年)
- アメリカのデータストレージ企業であるオーバーランド・ストレージを買収し、ストレージソリューション事業に参入しました。

4. **エレクトリック・アンド・エレクトロニック・コンポーネンツ**(2017年)
- ドイツのローベルト・ボッシュ社のエレクトリック・アンド・エレクトロニック・コンポーネンツ事業を買収し、自動車用モーターや電子制御システムの分野を強化しました。

5. **エム・エイ・コム・エル・エス・エー**(2018年)
- スイスのエム・エイ・コム・エル・エス・エー(M.A.i. GmbH & Co. KG)を買収し、ロボットや自動化システムの分野での技術力を高めました。

6. **エムテック・ランド・システムズ**(2019年)
- ドイツのエムテック・ランド・システムズ(Matech Land Systems)を買収し、農業用機械や建設機械向けのモーター事業を拡大しました。

7. **エム・エイ・コム・エル・エス・エー**(2020年)
- スイスのエム・エイ・コム・エル・エス・エー(M.A.i. GmbH & Co. KG)を買収し、ロボットや自動化システムの分野での技術力を高めました。

これらの買収を通じて、ニデックはその製品ポートフォリオを拡大し、さまざまな市場での競争力を強化してきました。特に自動車、ロボット、データストレージ、産業用機械などの分野での技術力と市場シェアを拡大しています。

そこで最近注目されているのが牧野スライス製作所の企業買収問題の話題です。
現在進行形ということで今後の展開に注目していきたい。

2023年10月時点での情報によると、ニデック(Nidec Corporation)は牧野スライス製作所の買収を進めています。牧野スライス製作所は、精密加工機器や切削工具の製造を手掛ける日本の企業です。ニデックはこの買収を通じて、精密加工技術や切削工具の分野での技術力を強化し、自動車やロボット、産業用機械などの分野での競争力を高めることを目指しています。

具体的な買収金額や詳細な条件については、公開されている情報が限られていますが、ニデックはこの買収により、牧野スライス製作所の技術やノウハウを活用し、自社の製品ポートフォリオを拡大するとともに、新たな市場での事業展開を図ると見られています。

この買収は、ニデックの成長戦略の一環として位置づけられており、今後の業績や市場での存在感にどのような影響を与えるかが注目されています。