馬鹿なりに色々考えたりやったりしてみた

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人生で何本映画が見れるかその12 「アレックス」

2005年10月21日 23時40分45秒 | 人生で何本映画がみれるか


ゲイクラブに押し入った2人の男が、ある男の顔を消化器で殴って殺すという事件が発生。実はその2人組の1人マルキュスは、恋人アレックスがレイプされ、友人でアレックスの元恋人でもあるピエールと共に犯人を捜し出し、復讐しようと考えていたのだ。いったい、どうしてこんな恐ろしい事件が起ってしまったのか?それは、残忍で悪夢のようなレイプ事件が引き起こした結末に他ならなかった……。

「マトリックス」のモニカ・ベルッチ、「ジェヴォーダンの獣」のヴァンサン・カッセルの夫婦で出演し、過激な暴力描写、モニカ・ベルッチの壮絶なレイプシーンなどが話題を呼んだ作品。

「メメント」同じで時間をさかのぼっていくストーリーで恋人に危害を加えた犯人を追っていくという点では酷似しているためよく引き合いに出されるようだが、テーマがぜんぜん違うしこちらのほうが重く、そして残酷で救いようのないストーリーである。

残酷な結末の最初から、幸せな最初の結末に戻っていくさまは今作のテーマの「時はすべてを破壊する」ということを痛感させられる。

残酷な結末が見ている側にはわかっているので余計幸せな後半のシーンを見ていると心が痛んでくる、しかもところどころにその残酷な結末を回避できるはずだったニアミスな要因を各所にちらつかせるのがさらに追い討ちをかけている。

暴力描写もリアルで痛々しいし最後に救いようなんてない残酷な映画です。

ただ「時は戻れない、時とは残酷なもの」というのを痛感されました。

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