スピルバーグが辞退して、
北京オリンピック開会式の演出はチャン・イーモウがやるんですね。
チャン・イーモウといえば、視覚的には
『HERO』 の映像がとても話題になりました。
(トニー・レオンが素敵だった)
でももうひとつ、私の頭にしっかり焼きついてしまったのが、
2006年フィレンツェ歌劇場の横浜公演 『トゥーランドット』 の演出。
フィレンツェ歌劇場の舞台はすごい迫力でした。
そして、楽しみにしていった演出、
(写真は当年の公演ではありません)
非常に非常に、中国的。
中国何千年(千でよいのでしょうか)の重みで迫ってきて、
その濃さに、途中からすっかりあてられ沈んでしまって。
これなら、『ファルスタッフ』の方ををみればよかった・・、
『蝶々夫人』の演出が日本文化を良く理解していない、おかしい、
などと、昔言われることもあったけど、
それもまた、ひとつの味だったのでは、
などとも考えが飛び火して。
独特の世界の素晴らしさは理解できるので、
単純に好き嫌いの好みの問題。
テレビからちょっと流れた開会式パフォーマンスの映像、
トゥーランドットを思い出し、
ちょっと複雑な期待。