#創作小説 新着一覧
赤壁に龍は踊る 三章 その17 脱出と再会
「大丈夫か、あいつら」思わず言うと、梁朋《りょうほう》が答えた。「あの方は、壺中《こちゅう》のなかでも一、二を争う使い手です、大丈夫ですよ!」「なんだって? 壺、中……?」
赤壁に龍は踊る 三章 その16 驚きの中で
まさに万事休すかと思ったとき。目の前に、ぱらぱらと埃《ほこり》と木くずの雨が降ってきた...
赤壁に龍は踊る 三章 その15 万事休す
蔡瑁は、拷問部屋に入ってくるなり、張允《ちょういん》に踏みつけられている徐庶を無感動な顔で見つめてきた。「訴状は取り上げたのか」「もちろんでございます。こんなものが丞相の手元に渡っ...
赤壁に龍は踊る 三章 その14 囚われて
※「やはり、こやつは、例の建屋のひみつに気づいてたようだな。とんでもないやつだ。鍾獏《し...
赤壁に龍は踊る 三章 その13 暗転
徐庶は知らず、ガタガタと震えている自分に気づいた。おそらく、連中の埋めようとしているの...
赤壁に龍は踊る 三章 その12 星座の下で
※夜が更けていく。静かに音もなく移動していく星座のまたたきを上に、徐庶は闇のなか、目を凝...
赤壁に龍は踊る 三章 その11 深夜の冒険
※梁朋《りょうほう》は夕暮れまで戻ってこなかった。そろそろ帰って来いと呼びにいくかなと徐...
赤壁に龍は踊る 三章 その10 烏林の朝
※徐庶は、起床して顔を洗うと、持ち場に行くまえに荊州の兵士たちがあつめられている宿舎へ向...
赤壁に龍は踊る 三章 その9 曹操からの使者
※そうこうしているうちに、周瑜のもとへ、曹操から使者がやってきた。使者は四十がらみの頑固...
赤壁に龍は踊る 三章 その8 刃をしのぐ
やがて、馬をかっ飛ばしてきたらしい魯粛が、挨拶もそこそこにやってきた。従者も連れていな...
赤壁に龍は躍る 三章 その7 戦の支度をしたものの
※その後、孔明は仮屋にもどり、江夏《こうか》からもってきた甲冑を取り出すと、それを身に着...