#「姥ざかり」 新着一覧

16,姥だてら ⑥
・この息子はゴツゴツ言いで、私と顔を合わせるとケンカするくせに、お母ちゃん、と今も私を呼び、いちばんちょくちょく私の所へやってくる前頭部が禿げあがり、口がへの字になって

16,姥だてら ⑤
・伊賀夫人が跳ねるように、玄関へ出て来た「おお」老紳士は目をパチクリして、「やっぱり、...

16,姥だてら ④
・私は照れながら、箪笥の引き出しから、タイガースの帽子を出してくる二つも三つもある甲子...

16,姥だてら ③
・とりわけ、私をカッカさせるのは、「子供だまし」という言葉であるハカナゲなヤスモノの美...

16,姥だてら ②
・私がこんなことをいうのも、ウチの嫁たちは、一向に世の中を知らないからである長男の嫁と...

16,姥だてら ①
・「もうすぐ、センバツが始まりますわねえ」とマダム・さち子こと伊賀夫人は、私の髪をブロ...

15、姥メッキ ⑥
・富田氏は涙ぐみ、「まさか、そんな・・・」と絶句し、「信じられません」とむせび泣き、「...

15,姥メッキ ⑤
・「お互い、人生の淋しさから求めあう、それこそ自然の感情やと思いますけどね」「それじゃ...

15,姥メッキ ④
・「相手のかたはお幾つですの」「六十八ということですが、六十くらいにしか見えません美人...

15,姥メッキ ③
・そこへ、嫁たちから次々電話がかかる「まあ、お姑さん、敬老の日というのに、お一人にして...

15,姥メッキ ②
・♪一、二、三、四、四方の景色は 春とながめて梅にうぐいす ホーホケキョあすは祇園の お...