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浜田省吾の曲についての一言コメント

われらが浜省の歌は なぜにこんなに心に染み入るのか・・・ 私 浜省やっぱ好きなんです^^

SNOW ON THE ROOF

2007-08-01 19:07:34 | Weblog
このアルバムは思うに
あるクリスマスイブの夜に
同時進行している5つの物語を曲にしているのだと思います

ある曲は雪深い地方都市に暮らす二人の夜
ある曲は雪がちらほらと舞う街での若者の夜
ある曲は成田空港での夜
ある曲はきっと都心での二人の夜
そしてこの曲はやはりとある雪国にくらす家族の夜
どうやらこの日はとてもめずらしいことに
日本全国雪模様のクリスマスだったようですね 笑

他の曲は「ふたり=恋人同士」ですが
この曲は「ふたり=夫婦」ですね
そしてもうひとつ違うのが
歌っているのが浜省ではなく町支寛二さんなのですよね~!
しかも声が浜省に似てるんですよね!
最初のうちは「えっ!これ本当に町支さん?」って感じでしたからね

家族での楽しいクリスマスを過ごしたあと
子供たちは先におやすみモードに入り
夫婦ふたりで余韻を楽しんでいる様子ですね

  何もいらないんだぜ 高価なプレゼントなんて
  君が俺にとって最高の贈り物さ!

いつまでもこう言える「夫」でありたいですね
今のところ私はそう言えています 笑

私のクリスマスの思い出として今でも強く残っているのは
「子供のころ家族で過ごした幸せな夜」なのです

だからこの曲が「クリスマスソング」としては
他の4曲に比べもっとも「イメージに近い」ものですね

クリスマスというと「恋人たちのためのイベント」という感じですが
私はこの「家族で過ごす日」という1日でありたい
そう願います



(次の「センチメンタルクリスマス」は原曲で取り上げているので
 このアルバムについてはこの曲までとさせていただきます)





MIDNIGHT FLIGHT

2007-07-30 17:55:43 | Weblog
イントロの出だしの
  ジャジャジャ~ン ジャ~ン ジャンジャン
ここを聴いただけで
「あっ この曲はいい曲だ!」
って思えましたね

この歌は浜省のレギュラーアルバムでも
まったく普通に入ってても自然な曲ですよね
聴き応えがあるというかダイナミックなアレンジというか・・・
この歌だけ「遊んで」ない気がします

 あの娘 乗せた翼 夜空へ消えてく・・・
 空港の駐車場 もう人影もない

 行くなと引き止めれば 今頃ふたり
 高速を都心へと 走っていたはず

 なくしたものがあまりに大きすぎて
 傷みも感じることさえもできないままさ・・・


 ここから何処へ行こう・・・
 もう何もみえない空の下・・・


なんか泣けてきちゃいませんか?
背景はともかく こういう別れ方ってありますよね
「気持ちがいたいのかどうかもわからない
 相手を嫌いになったわけでも嫌われたわけでもない
 なのに結果としての現実はこうなってしまっている・・・
 泣きたいわけではない
 ただ心に風穴でも空いたみたいにむなしい」
こんな感じでしょうか?


  形のない愛だけを信じてきたあなたは
  本気で愛すること 怖れてるだけ・・・

そうかもしれませんね
  
  気持ちさえ通じ合えているなら
  お互いは自然でいればそれで大丈夫
 
  それは たしかにすばらしいしそうあることが
  一番いいですよね
  けどやはり「愛」を持続させるには「努力」も必要です
  相手をわかっている・・・
  その気になっているだけではないですか?
  今 そこにいる相手を正面から見つめていますか?
  今のあなたを教えてくれと相手に聞いていたりしてますか?
  それとも相手の答えが「自分が知っている相手」とは
  違っていたら怖くて聞けませんか?

この歌でニューヨークへ向かった彼女は
そういうことを言っていたのではないかと思いますね

クリスマスの夜は

   誰も皆 愛する人の待つ場所へと帰ってゆく

けれどこの彼は

   ポケットの中あの娘に贈ろうとしたゴールデンリング
   今でも手のひらに握り締めたまま
   ひとりぼっちのクリスマスイブ
   凍えそうなサイレントナイト
   もう守るものなんて見つけられない
   なにひとつ・・・

なのです

なんとなく山下達郎さんのクリスマスイブですね

皆さんもクリスマスに向けて 
愛する人を大切に見つめていてくださいね

まだ夏ですがあと5ヶ月もないですからね 笑




 

SNOWBOUND PARTY

2007-07-29 10:28:48 | Weblog
この歌 
誤解を恐れず言うなら
「女の子をナンパしてパーティーに誘った」歌です(笑)
けどまったくイヤミがない・・・というか
下心を感じない???・・・というか(ホントかな~?)
とにかく「男の子がかわいらしく思える」歌になっています

クリスマスだからこういう出会いもありかな?
楽しくいこうぜ!ってところでしょうか

まあパーティーの後はこの彼女は
名残惜しそうにしている彼を尻目に
ひとりどこかに帰っていってしまうのですが・・・
きっと彼はこの後もずっと一緒にいたかったのでしょうね
ひと時だけの 今だけの「恋人同士」を演じたふたり
どうやら彼女のほうがオトナだったみたいです

私も若いころはクリスマスはひとりで過ごしてましたね
当時横浜に住んでいましたが
クリスマスの日は街はかなり人がいっぱいになります
もちろんそれなりの雰囲気を見事に作り上げる街ですから
当然といえば当然なのですが・・・

私も仕事が片付いて家路をたどるのですが
この日は渋滞もしていてなかなか家に帰り着かないし
ひとりとはいえやはりまっすぐ帰りたくはないのですよね
それで街をアテもなくさまよったりするのです

そんなあるクリスマス
私はひとりマック(関西風に言うならマクド)に入りました
コーヒーとチーズバーガーを注文して席につくと
斜め前の窓側の席にきれいな女性がひとり
コーヒーを飲みながら外をぼんやり眺めていたのですね
「待ち合わせかな・・・?」とも思いましたが
どうやらそんな雰囲気でもないし・・・
そこで私の中で
「『さよならゲーム』のビデオクリップ」状態が始まるわけですよ
観た事ない方はとりあえず観て見てくださいな
けっこうほほえましく笑えますから
   ↓ ↓
「さよならゲーム」  

いろいろなパターンでの「想定」を考えるわけですよ
ただね どうしても「実行」にうつす度胸がでずに・・・
結局結末もビデオクリップ通りで「ちゃんちゃん!」で
また寂しいクリスマスナイトをすごしたわけですけれど

どうということないことなのですが
もう20年近く経つ今でも鮮明に覚えているクリスマスですね
あの時もし声をかけていたら今の人生とは違う道を行ったのかな?
いずれにしても「過ぎた思い出」です(笑)

ところでこの曲
浜省のモータウンスピリットが見え隠れしてますね
このメロディーが 一応作曲も浜省になっているかと思うのですが
たしかドリフターズ(ババンバ バンバンバン~・・・ではありませんよ)
の曲だったかな・・・
メロディーが瓜二つ・・・というよりほぼ同じなのですね
彼が自分のルーツに繋がる音楽に敬意を表し
意図的にそうしたのかもしれませんね
こんな音楽が好きで聴いてきて今の自分があるんだよって意味でですね
あるいは本当に無意識でこうなのだとしたら
すごい偶然ですね
まさしく身体にしみついている音楽ということですよね

理由はどうあれ
この曲をはじめこのアルバムを聴いてわかるように
浜省はけしてR&Rやポップだけではなく
モータウンサウンドも愛してやまない人だということでしょうね






CHAMPAGNE NIGHT

2007-07-24 01:46:38 | Weblog
「集大成」アルバム「J.BOY」が過ぎ
ここからは「CLUB SNOWBOUND」です

このアルバムは私的なイメージでは
ON THE ROADの最中の「パーキングエリア」
というところです

この次の「FATHER'S SUN」
そこからは「大人の視点」でのR&Rになっていくのですが
そこへ行く前の「小休止」なのかな?

浜省も言っています
「ビートルズ以前のアメリカンポップ
 俺は大好きで子供の頃いつも聴いていた
 けどそれを本来のオリジナルアルバムでやるのは
 ちょっと気恥ずかしさがあったんだ
 このクリスマスアルバムは番外編のようなものでもあるから
 思い切り『遊び心』で楽しみたいんだ」
そう このアルバムには「メッセージ性」などという
「堅い話」はありません
ひたすらゴキゲンなポップチューンサウンドで
それこそはやりのJ・ポップとは一線を画した
ちょっとオールドアメリカンポップカラーを現代センスで
アレンジして楽しんでいるといった感じですね

さてこの「CHAMPAGNE NIGHT」ですが
浜省得意のアカペラです
スローな曲をアカペラで しかもそこに
リバーブ(エコー)を深くかけて雰囲気を出していますね
何の雰囲気か?

深い雪に包まれた夜
それこそ外出困難なくらいではないでしょうか?
外はまだ吹雪いていてかなり寒い夜なのでしょう
けれどこの部屋はそれとは真逆なくらい
静かで暖かい
それは暖房機のせいだけではない
君とふたりでいる
君を近くに感じられる「心のぬくもり」があるから
今夜はふたりきりで朝までいよう
古いレコードでも聴きながら君とふたりの夜に「乾杯」
という雰囲気ですね

浜省&ヒューズのみんなでこの雰囲気を創り上げているというのも
また「暖かさ」を感じるわけですよ

その肉声・チームワークに浜省とメンバーのつながり
ひいては人と人のつながりを感じられるからかもしれませんね

暖かい曲です


夕景~滑走路

2007-07-18 22:46:36 | Weblog
アルバム「J.BOY」のラストを飾る・・・
というか おまけ的な色が強いですかね?
けどいい曲ですよね

J.BOYがかなり力が入って聴きこむ曲だけに
この曲は心を「ほぐしてくれる」ようなイメージですね
海に入った後の温水シャワーみたいな(笑)

短いインストロメンタルです
きれいでやさしいギターのラインが心地よいです
目を閉じながら聴いてみると
 淡い夕焼けをバックに滑空していくジェット機
 羽にキラリと陽光があたって輝いている
 そして次第に遠くへ消えてゆく
そんな風景が見えてきますよ!

ちょっとリラックスしたいな~ってときに
何も考えずにほわ~んと聴いてると
いいかも!です