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テリテ・モココ

その日、感じた事を記す

猫物語(白) 1話

2013-07-07 22:06:28 | Weblog
 久しぶりの物語シリーズでしたが、とても良かったです。

 この作品は、タイトルがコロコロ変わるので何と呼ぶべきなのか謎ですね。

 まあ、化物語からの続きなので主流は化物語だということでいいと思うよ。

 羽川と言えば、暦から崇拝されているのだが知らない間にひたぎからも好かれるようになっているようだ。

 ひたぎの場合は、暦が好きな人ということでどうしても純粋な友情を感じられないのですよね。

 ただ、廃校舎でのひたぎの取乱し方は完全にキャラ崩壊していてこれが素なんだとしたら普段はかなり作ってるんだなぁと思ったよ。

 中学時代もこんな風に感情をそのままぶつけて来るタイプだったとしたら、神原があれだけ懐いてるのも分かるなぁ。

 普段の機械みたいな滑舌の良い話し方は、蟹の怪異に取り憑かれてからなのだろうか?

 羽川が泣きながら叩いてくれたと言ってた時のテレ方を見ると本気で心配していたんだと思った。

 打算的な方が人間らしいし、利害関係通りに動く方がうまく関係を築きやすい上に先が読みやすいので楽なのだが稀にそれを無視するような動きをする人もいる。

 今回のひたぎの行動は、正にそれだ。

 例えば、知り合いの家が昼間に火事になっていたとしてその後下校した本人がどうなったかなんて気にするだろうか?

 仲の良い友達なら電話して状況を確認してみることもあるかもしれない。

 しかし、連絡もつかなければ行先も分からないのに夜通し探すなんていうことはしないだろう。

 本人も言っているが、勝手にやったことだ。

 つまり、心配で心配でどうしようもなく心配だったので居ても立ってもいられなかったということだ。自分のためにした行動だ。

 何で羽川がこんなに好かれているのか分からない。そんなエピソードあったっけ?

 それは良しとしても、心配して泣いているひたぎが凄くかわいかった。