PoPo映画

映画徒然節…ネタばれ失礼

プライドと偏見

2009年02月07日 | は行
18世紀のイギリス。片田舎に住むベネット家には娘が5人いる。当時女性の遺産相続権が無く、父親が死んだら全財産失うことを恐れている母親は、娘たちの結婚問題に躍起になっており…。

良い久々に良い私この映画好き~

最初からやられました。美しいピアノ旋律と、イギリスの風景。上品な佇まいのキーラ・ナイトレイが、素晴らしいです。この映画、兎に角お上品で、ラブストーリーなのにキスシーンすら無いあたし、イギリス映画好きだわ…。

次女のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、読書が好きで聡明な女性。優しくて美しい長女ジェーン(ロザムンド・パイク)・ピアノが好きな三女、恋に恋する四女と五女、黙って見守る父(ドナルド・サザーランド)、結婚をせかす母(ブレンダ・ブレッシン)、家族全員のキャラが立っていて、生活感がリアルに伝わってきます。この映画を監督したジョー・ライトは、コレが初監督作品だそうで、まことに「信じられな~い」。
古いお城のような豪邸もダンスシーンも全て良くて、キャンキャンうるさいお母さんだって全ては娘のことを思ってのこと。映画全体に「愛」があります。
ダーシー(マシュー・マクファディン)のプライドとエリザベスの偏見ですれ違うのがじれったい…お姉さんの恋愛もクロスしてきゅんとなります。キーラ・ナイトレイは本当に綺麗で上品。顔も綺麗だけど、異様に長い首が綺麗なんだよねぇ。してまた、ダーシーの声が低くて良いんだぁ声だけで惚れそうです。

監督のコメンタリーも面白かった。ココは良い!ココは駄目って、監督しか言えないことを言ってるの。「あの棒邪魔」とか

ちなみにDVDにはアメリカ版のエンディングも入ってます。
うん、アメリカではコッチだな。でも、私はイギリス版で大満足でした