リトさんはリオより日本語が達者だ。 「だいじょうぶ」 が口ぐせ。
それほど口数は多くない。特別に愛想が良いわけでもない。そのせいか、店は忙しいとはいえないようだ。ダイビングの腕はいい。我々にはもってこいである。
潜る前のブリーフィングでの口調は厳しい。バンカーボートの上ではいかにも「ダイブマスター」という雰囲気である。安心して身を任せられる。
超ビギナーの私がダイビング中に、息苦しさを感じてパニック状態になり、右手でサインを示したら、カメラを持ったリトさんは、私のほうを向いて手を振りそしてシャッターを切った。あせった。
やっと気付いた彼は、リオに命じて私を落ち着かせてくれた。深呼吸しながら数分したらパニックから脱出できた。
それ以来、リオが私の担当である。いつも私のそばについてサポートしてくれる。
リオはお茶目である。
エビアレルギーだという彼にふざけて「えびせんべい」を食べさせたら、岸についた直後から姿を見せなくなった。翌日彼に聞くと、あのあと病院に行ったらしい。悪いことをした。もうふざけない。
リオはエビとカニ、それにイカもだめなんだそうである。
フィリピンの人は「シーフードヌードル」が好きらしい。しかし、リオには他のお土産を探さなければいけない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます