ここのところ「デジタル一眼レフカメラ」のことが気なって、あれやこれやと悩んだり楽しんだりしていた。
以前から持っていたやや大柄な「EOS40D」、一世代前のモデルで液晶の精細さが不足している(と思い込んでいる)。
世界最小、最軽量との触れ込みだった「オリンパスE-410」、小さくて荷物にならず重宝するのではないかと購入したが「手振れ補正機能」がなくつらい。
多機能なコンパクトデジカメもあれば便利そうだ、というわけでその時期評判になっていたリコーの「GX200」、F値が小さく広角も利くという(自分へのこじつけで)パナソニックの「LX-3」も購入した。
最近、手振れ補正の利く小型な「デジイチ」ということで「オリンパスE-620」も手に入れた。
そしてついこの間まで「ペンタックスK-7」に大いに気を引かれていた。
ハイスペックなわりに小型であるから荷物にならず、バンカーボート上での撮影で防滴機能は助かるし、夜間の撮影も苦手としない。
このメーカーは、CANONやNikonのように一年ごとに新製品を出すこともなさそうで、その点もいい。だいいちコストパフォーマンスも非常に良い。
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「プロの撮りかた」という本を読んだ。
ショックを受けた。
「何を伝えたいのか明確にしなさい」
「何を表現したいのか考えなさい」
書かれてあるのはこの二つのことが中心である。
そのための構図であり、レンズであり、光線なのだ、と一貫している。
もったいないことをしたものだと思う。
珊瑚の海、色とりどりの海中の生き物たち、セブやボホールの古い教会や人々の暮らし、モアルボアルのゆったりと流れる空気。
こんなすばらしい被写体と出会いながら、残っている写真はただのスナップ写真ばかりである。
良いカメラが手元にあり、今この時しかないすばらしい光景が目の前にあっても、残念なことに、自分には技術もなければセンスのかけらも今のところない。
とにかく腕を磨くのが先だ。
そうだ、撮影に出かけるための気軽な交通手段が欲しいな。
ビッグスクーターってヤツを中古で探そう。
私の「本末転倒」には終わりがない・・・。
Sparcです。
何とも贅沢な悩みではないですか?
幸せなことです。
最近のカメラは、シャッターを押すだけで綺麗に取れるものです。
デジタルカメラは現像にお金が掛かりません。
ためらわずにバンバン撮りましょうよ!
フィリピンの方はカメラを向けるとポーズを決めてくれるので、楽しい写真が撮れます。
私は水中写真は止めました。
一人で持ち歩ける荷物の量が限られるし、何せ、私の腕では水中は綺麗に撮れません!
潜るだけでもやっとの私ですから、安全面から考えても海中の撮影はやめようとも思っています。
写真は「構図」だということに今頃気がついて一人で赤面しています。