野次猫ゆきちゃんの日記

野次馬な猫のゆきちゃんが日記風に語る物語や
日常のよもやま話などなど^_^

第10話 ゆきちゃん、パトロールでヒバカリ蛇親子と出会う!

2023-06-11 23:30:52 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 『ゆきちゃーん!そろそろお庭に出たいんじゃない? それに竹林がキラキラしてるわ。
どうやらお庭でゆきちゃんを待ってる方がいらっしゃるみたいよ!ふふふ。さあ、行ってらっしゃいな。』
 あーみっちゃん、ありがとう!
 ニャーンっとスリスリしてと!『行ってきまーす!』あ、いったいどなたが、ゆきを待ってらっしゃるのかしら? 楽しみだわ。

 興味シンシンで、パトロールを兼ねて、西側の竹林の方から行ってみましょう!
確か竹林の近くに古墳があるのよね。
 あら?竹林がキラキラしてるわ。
それに、キラキラがゆきの方に近づいてくるわ。
え、え、なあに? え、あら〜ニッキちゃんだったのねー! こんにちは♪  『こんにちは!ゆきお姉ちゃん!この間はありがとう!』 お姉ちゃん?
ステキな響きね! あ〜嬉し恥ずかしいわ(//∇//)
 こちらのキラキラとされたお方は? 
どなたかしら? ペコリごあいさつ∩^ω^∩
 『こんにちは!あなたがゆきちゃんね!
私はニッキの母のチョキです。
私たちヒバカリ蛇(竹根蛇)は、代々こちらの宇壷家で西側の竹林をお守りしているんですよ。
 今日ゆきちゃんをお待ちしていたのはね、
先日、息子のニッキが、カラスさんに襲われている所をお助け下さったと、ニッキから聞いて、
どーしても私たちが穴籠もりする前に、お礼だけでもお伝えしたくて。こうしてお待ちしておりました!  改めまして、ゆきちゃん!
 ニッキをお助けいただき、ありがとうございました!』 『あ〜そうだったんですね〜。ニッキちゃんもお元気そうで良かったわ。
それにね、カラスさんにはゆきのおやつ🍭をね、
ふふふ、半分個しただけですよ〜だから大した事は何もしてないんですよ(//∇//)
 それにしてもチョキお母さんの頭の上に七色の木葉が乗っててね、キラキラしててステキー、見惚れちゃうわ〜。
あ、ダメダメお話し中よ!ゆき!集中!
『ゆきちゃん!なかなかお出来にならない事をしてくださいました!カラスさんも傷つける事なくお互いに最良の方法でお助けくださった事、私、宇壷家の守巳としまして、深くお礼申し上げます!』
なんだか、私恥ずかしいわ、うれしいわで〜
あーまた爪研ぎしたくなってきたわーフウーっと、堪えてっと…💦💦

 『あーやっぱり、ゆきちゃんはステキな光の持ち主ね!ニッキ!ふふふふふ。』
 何が何だか、分からなくなってきたわ。
でも良いことをしたらしいし、ニッキちゃんとチョキお母さんにもお会いすることができて、
あーもーパトロールサイコーよ!
 
 『ゆきお姉ちゃん!ありがとう!
僕が、お母さんの言うことを聞かなかったから、
いけないんだ。でもお母さんと一緒に無事に穴籠もりできるから、本当にありがとう!ゆきお姉ちゃん!春になったら、遊ぼうね!』
 『それでは、ゆきちゃん。私たち、そろそろ参りますね。 また春に!』
あ、チョキお母さん!ゆきでよければ、竹林もパトロールしますよ!
 『ゆきちゃん、ありがとう!なんて心強いのかしら。(涙)よろしくお願い致します。』
 了解しました〜!行ってらっしゃーい!

秋って何だか物寂しいわね。
あ、でもみっちゃんが言ってたわね、
『ゆきちゃん、皆んな穴籠もりしてしまうでしょ、だから、お見送りとお元気にお戻りいただけるよう、祈りを込めて、12月になったらクリスマスの飾り付けをして、キラキラさせましょ!』
 みっちゃんってやっぱりお優しくてステキだわ!
 




 


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