12月9日の『冬のチョウ』の記事で、草の中から出てきた瀕死のチョウを載せましたが、
この日から約一週間後、やはり草むしりをしていたら、
またもやチョウが転がり出てきました
一週間前に見たチョウと 全く同じに見えます。
翅の裏側の色落ちした感じから破れ方まで。
前回のと同じ個体?
でもあの時でさえ瀕死の状態に見えたのに、一週間たってもまだ生きていられるものだろうか?
それに今回の方が元気そうに見える。
今回は 翅の表側 も撮れました。
鮮やかなオレンジ色。
やっぱりツマグロヒョウモンのオス…?
………
…チョウを眺めているうちになにか違和感を感じました。
…もしかしてこのチョウ越冬するのかも。
そこで、《越冬するチョウ》で検索してみたら、
なんと やはり越冬するチョウ
ツマグロヒョウモンではなく、キタテハでした
どちらもキタテハ科 なのでよく似ているのですが、ツマグロヒョウモンは成虫のままでは越冬しません。
こちらが ツマグロヒョウモン オス
私が撮ったのはメスの写真しかなかったので、サイトからオスの写真をお借りしてきました。
翅の裏側もきれいな色をしています。
こっちが キタテハ 似ていると思いませんか?
私は傷ついてボロボロになったツマグロヒョウモンだと思い込んでいましたが、
このキタテハの翅は破れているわけでも、色が落ちているわけでもなく、元からこういう形。
越冬する習性ゆえに 落ち葉に擬態 するためのものなのです。
人間の(私の)浅はかな考えなど足元にも及ばない
自然の叡智 だな~
キタテハであるという決定的な証がこの翅にありました。
矢印のC字型の小さな模様。
キタテハの学名は「c-aureum」(金色の"C"の~)という意味らしいのですが、この模様が由来になっているそうです。
今まで当店の庭にやって来るこのサイズのオレンジのチョウはみんなツマグロヒョウモンだと思っていましたが、キタテハも混ざっていたかもしれませんね。
全然気がつかなかった。
これだから自然観察は面白い
それにしても思い込みとは……
下手すれば真実を歪めてしまう。
もうすぐ命の火が消えてしまう可哀想なチョウだと思っていたのが、実はこれから厳しい冬を乗り越えようとしている
生命力の塊 だったわけです。
そして私は、越冬準備をしているチョウを2度までも邪魔してしまったわけですな
こういう思い込みって
日常生活の中でも、人とのコミニュケーションでもやっているんだろうな。
自分の思い込みによって、相手の本当の気持ちに気づかない…
自分がそう思っているのに、まるで相手がそう思っているかのように錯覚する。
このチョウにしたように、相手にググッと、注意と静かな興味を向けることが思い込みのフィルターを抜け出すひとつのポイント、かな~
この日から約一週間後、やはり草むしりをしていたら、
またもやチョウが転がり出てきました
一週間前に見たチョウと 全く同じに見えます。
翅の裏側の色落ちした感じから破れ方まで。
前回のと同じ個体?
でもあの時でさえ瀕死の状態に見えたのに、一週間たってもまだ生きていられるものだろうか?
それに今回の方が元気そうに見える。
今回は 翅の表側 も撮れました。
鮮やかなオレンジ色。
やっぱりツマグロヒョウモンのオス…?
………
…チョウを眺めているうちになにか違和感を感じました。
…もしかしてこのチョウ越冬するのかも。
そこで、《越冬するチョウ》で検索してみたら、
なんと やはり越冬するチョウ
ツマグロヒョウモンではなく、キタテハでした
どちらもキタテハ科 なのでよく似ているのですが、ツマグロヒョウモンは成虫のままでは越冬しません。
こちらが ツマグロヒョウモン オス
私が撮ったのはメスの写真しかなかったので、サイトからオスの写真をお借りしてきました。
翅の裏側もきれいな色をしています。
こっちが キタテハ 似ていると思いませんか?
私は傷ついてボロボロになったツマグロヒョウモンだと思い込んでいましたが、
このキタテハの翅は破れているわけでも、色が落ちているわけでもなく、元からこういう形。
越冬する習性ゆえに 落ち葉に擬態 するためのものなのです。
人間の(私の)浅はかな考えなど足元にも及ばない
自然の叡智 だな~
キタテハであるという決定的な証がこの翅にありました。
矢印のC字型の小さな模様。
キタテハの学名は「c-aureum」(金色の"C"の~)という意味らしいのですが、この模様が由来になっているそうです。
今まで当店の庭にやって来るこのサイズのオレンジのチョウはみんなツマグロヒョウモンだと思っていましたが、キタテハも混ざっていたかもしれませんね。
全然気がつかなかった。
これだから自然観察は面白い
それにしても思い込みとは……
下手すれば真実を歪めてしまう。
もうすぐ命の火が消えてしまう可哀想なチョウだと思っていたのが、実はこれから厳しい冬を乗り越えようとしている
生命力の塊 だったわけです。
そして私は、越冬準備をしているチョウを2度までも邪魔してしまったわけですな
こういう思い込みって
日常生活の中でも、人とのコミニュケーションでもやっているんだろうな。
自分の思い込みによって、相手の本当の気持ちに気づかない…
自分がそう思っているのに、まるで相手がそう思っているかのように錯覚する。
このチョウにしたように、相手にググッと、注意と静かな興味を向けることが思い込みのフィルターを抜け出すひとつのポイント、かな~