ぽれ自然保護区より

自然をヒントに生きてみたらどうだろう。
ぽれ珈琲の小屋の窓から見える自然を中心に、日常のことなどをつづったブログ

参戦

2011-12-29 | 
前回の記事のセキレイたちの様子を、塀の上からじっとうかがっている鳥が1羽
                 



モズです。

とても気になるのか、しばらくの間近づいたり離れたりしながらうかがっているようでしたが、




そのうち、モズも地面に飛び降り 参戦




でもセキレイのように長い間地面にはいません。

すぐにパッと飛び上がって、近くの小枝にとまりました。




しっかり虫を ゲット  しています。

どうだ!と言わんばかりのカメラ目線


これから厳しい冬本番。

元気に生き抜いていって欲しい。


ひとつ気になるのが…

ツグミがまだやって来ません…

今年はどうしたのでしょう…


セキレイ

2011-12-23 | 
ぽれ自然保護区に セキレイ がやって来るようになりました。

この日も4羽舞い降りました。

地面に虫でもいるのか一生懸命つついています



このへんでよく見かけるのはハクセキレイなので、4羽ともハクセキレイだとばかり思っていましたが、

撮った写真を見ていたら、

こちら  と、



こちら  



なんか、模様が違う 


最初はオスとメスの違いかと思いましたが、調べてみると、


こちらの黒が多い方はたぶん セグロセキレイ です。



 
ハクセキレイとよく似ていますが 目から頬、肩、背にかけて黒い部分がつながっている のが見分ける特徴です。



ハクセキレイ は目に黒いラインがありますが、頬は白いですね。

背中は灰色で胸だけが黒いのが特徴です



これもハクセキレイ

ハクセキレイの方は主に東日本に生息する鳥のようです。

私の実家は西日本なのですが、そういえば見かけた記憶がありません。






セグロセキレイもハクセキレイも主に水辺が近くにある場所に住むそうですが、


ハクセキレイは河川の下流域など比較的低地

セグロセキレイは比較的河川の中流域など


を好む傾向があり、一応住み分けているようです。


ぽれ自然保護区は水辺ではありませんが、脇に用水路があります。


最近では主にハクセキレイの分布が拡大してきて生息地が重なるようになっているとか。


縄張り意識が強く、特に食べ物の少ない冬は縄張り争いをするそうなのですが、

この4羽は仲良く食べているように見えました。

でも立ち位置はいつも2羽ずつ に分かれていたような…4羽まとめての写真は撮れなかったし。


4羽のうち2羽はセグロセキレイだったのかもしれません。


今度現れたらもっとよく観察してみよう







ミカンの樹

2011-12-15 | 植物
ぽれ自然保護区にミカン




これは4年前に、子供の入園記念に植えたものなのですが、

今年は大きな実  を一つだけ実らせました。





そういえばミカンの花は咲いていたのかな?気が付かなかった…


ミカン類の葉っぱには 翼葉 と呼ばれるものがついているのが特徴です





日本産のアゲハチョウ類  の幼虫はミカン科の葉を食草とするものが多いそうです。

以前ご紹介したこのアゲハチョウもおそらくこのミカンの葉を食べて成長したのだと思います。


よくミカンの木のあたりからヒラヒラ舞い上がるのを見かけました。





でもこの時どうしてミカンではなくノイバラの実に何時間もじっと止まっていたのか理由はわかりませんが…


完熟の季節

2011-12-10 | 植物
ぽれ自然保護区のノイバラ赤い実 が、たわわに実っています。





今年は特に豊作のような気がする。








深まりゆく秋を彩ってくれます






赤く実が熟すころ、ヒヨドリたちがやってくるのですが、今年はまだぽれ自然保護区では見かけません。

「ピーヨピーヨ!」という甲高い鳴き声も聞きません。

どうしたのかな?




そのかわりに、頻繁に見かける鳥がいます




モズです。

モズは肉食ですので実は食べないようですが、よくノイバラの枝にとまり、あたりを見回して昆虫などの獲物を見つけると



サッと急降下

盛んにハンティングをしています。




そういえば、ツグミもまだ見かけません。

昨年ぽれ自然保護区で初めて見かけてのは12月11日でしたので、もうそろそろやってくる頃ですが…

いつも通り来てくれるといいな。

キツネノマゴ

2011-12-02 | 
小雨が降る、凍えるような気温のぽれ自然保護区

大体の花がかたく閉じてしまいそうな気候の中で、この花はしっかりと花びらを開いて咲いていました。





キツネノマゴ です。

名前の由来は、花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、

花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説があるようですが、あまりよくわかっていないようです。


2~3ミリの小さな花なのに小雨の中でもきれいに咲いているので、見かけによらずしぶとい花だなぁ と感心しましたが、

やや湿ったところを好む性質のようです