先日、遠征先の佐賀にて、たくさんのショウドウツバメに出会った。
相変わらず、時折電線にはとまるものの、あまり落ち着きなくぶんぶんと飛び回っていた。
「小洞ツバメ」ならぬ、「衝動ツバメ」という感じ。
この鳥はいつ会ってもそんな感じである。いつもなかなかじっくり観察させてもらえない。
ショウドウツバメは本土では旅鳥であるが、春と秋で明らかに数に差がある。
春はほとんど話をきかないが、秋は全国の農耕地などでわりと普通に見られる。
今回訪れた佐賀の干拓地でも、たくさんのショウドウツバメが見られた。
関東平野各地でも秋は普通に見られるし、地元和歌山でも秋は時折見かける鳥だ。

ショウドウツバメ@佐賀有明干拓
秋に農耕地に飛来する鳥とあって、この鳥の思い出はいつもシギチ絡みである。
秋のまだ早い時期、残暑の残る季節に、水のある休耕田や蓮田にいるシギを求めてうろうろしているとよくこの鳥に出くわす。
出くわしたら1羽や2羽ということはあまりなく、多いときは100羽を軽く超える数になる。
滞在期間もわりと長いようだ。
私がこの鳥に初めて出会ったのは、繁殖地である北海道。
2008年の6月の霧多布、初めて野鳥の楽園「北海道」の威力を実感したときである。
このときの霧多布は初めて見る鳥の連続で、興奮しっぱなしの非常に充実した旅だった。
エゾライチョウとエトピリカはいまだにこの旅以降一回もお目にかかれていないし、コルリやウソなど、今では普通と思える鳥にもこのときが初見だったものがいくらかいる。
ショウドウツバメもそのうちの1種である。
霧多布のなかなか霧が晴れない岬の上を、せわしなく飛び回っていた。
そのときは、穴を掘って巣を作るなんて全く知らなかったので、そのせわしない飛び方を見て、なるほど「衝動ツバメ」ってそういうことかと思った記憶がある。
ライフリスト200種突破で祝杯をあげた記憶もある。200種目が何だったかは思い出せないが、もしかしたらショウドウツバメだったかも・・・?
繁殖地以外でショウドウツバメに出会ったのはほぼ秋であるが、一度だけ春に出会っている。
2014年4月の石垣島、名蔵の水田で出会った1羽である。
渡り途中のツバメが電線に並ぶ中に、1羽だけ混じっていた。
場所が場所だけに、台湾にいる近縁種を一瞬疑ったが、普通のショウドウツバメだった。
でも、いつもは北海道に行くか、もしくは秋にならないと出会えない鳥にこの時期に出会えたことで、なんとなく少し得した気分になったことを覚えている。
ところで、この鳥、中国南部や東南アジアで越冬していると思われるが、どんな環境でどんなふうに越冬しているのだろう?
いろいろ想像してはみるが、実際に見てみるとまたイメージと違うような感じなのだろうと思う。
そこには、わたしの知らないショウドウツバメの一面があるに違いない。
いずれ、越冬地でもお目にかかりたいものだ。
★★ ショウドウツバメ ★★
個人的記録地点
・北海道 羽幌、紋別、霧多布、勇払
・茨城県 稲敷市
・千葉県 香取市、印旛沼
・埼玉県 行田市
・和歌山県 加太、日ノ御崎
・佐賀県 有明干拓、佐賀市
・沖縄県 石垣島
相変わらず、時折電線にはとまるものの、あまり落ち着きなくぶんぶんと飛び回っていた。
「小洞ツバメ」ならぬ、「衝動ツバメ」という感じ。
この鳥はいつ会ってもそんな感じである。いつもなかなかじっくり観察させてもらえない。
ショウドウツバメは本土では旅鳥であるが、春と秋で明らかに数に差がある。
春はほとんど話をきかないが、秋は全国の農耕地などでわりと普通に見られる。
今回訪れた佐賀の干拓地でも、たくさんのショウドウツバメが見られた。
関東平野各地でも秋は普通に見られるし、地元和歌山でも秋は時折見かける鳥だ。

ショウドウツバメ@佐賀有明干拓
秋に農耕地に飛来する鳥とあって、この鳥の思い出はいつもシギチ絡みである。
秋のまだ早い時期、残暑の残る季節に、水のある休耕田や蓮田にいるシギを求めてうろうろしているとよくこの鳥に出くわす。
出くわしたら1羽や2羽ということはあまりなく、多いときは100羽を軽く超える数になる。
滞在期間もわりと長いようだ。
私がこの鳥に初めて出会ったのは、繁殖地である北海道。
2008年の6月の霧多布、初めて野鳥の楽園「北海道」の威力を実感したときである。
このときの霧多布は初めて見る鳥の連続で、興奮しっぱなしの非常に充実した旅だった。
エゾライチョウとエトピリカはいまだにこの旅以降一回もお目にかかれていないし、コルリやウソなど、今では普通と思える鳥にもこのときが初見だったものがいくらかいる。
ショウドウツバメもそのうちの1種である。
霧多布のなかなか霧が晴れない岬の上を、せわしなく飛び回っていた。
そのときは、穴を掘って巣を作るなんて全く知らなかったので、そのせわしない飛び方を見て、なるほど「衝動ツバメ」ってそういうことかと思った記憶がある。
ライフリスト200種突破で祝杯をあげた記憶もある。200種目が何だったかは思い出せないが、もしかしたらショウドウツバメだったかも・・・?
繁殖地以外でショウドウツバメに出会ったのはほぼ秋であるが、一度だけ春に出会っている。
2014年4月の石垣島、名蔵の水田で出会った1羽である。
渡り途中のツバメが電線に並ぶ中に、1羽だけ混じっていた。
場所が場所だけに、台湾にいる近縁種を一瞬疑ったが、普通のショウドウツバメだった。
でも、いつもは北海道に行くか、もしくは秋にならないと出会えない鳥にこの時期に出会えたことで、なんとなく少し得した気分になったことを覚えている。
ところで、この鳥、中国南部や東南アジアで越冬していると思われるが、どんな環境でどんなふうに越冬しているのだろう?
いろいろ想像してはみるが、実際に見てみるとまたイメージと違うような感じなのだろうと思う。
そこには、わたしの知らないショウドウツバメの一面があるに違いない。
いずれ、越冬地でもお目にかかりたいものだ。
★★ ショウドウツバメ ★★
個人的記録地点
・北海道 羽幌、紋別、霧多布、勇払
・茨城県 稲敷市
・千葉県 香取市、印旛沼
・埼玉県 行田市
・和歌山県 加太、日ノ御崎
・佐賀県 有明干拓、佐賀市
・沖縄県 石垣島