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An account of a Day-book

ベーシックイングリッシュのページ

アメックスとダイナース。

2025-04-18 | AMEX
「華」のアメックスと「質実剛健」のダイナース

与信評価は利用額より「T&E」の占有率で決まる
選ぶべきカードはアメックスか、それともダイナースか?、アメリカン・エキスプレス、ダイナース・クラブ――“プラスチック”における「T&E系カード」の双璧と言えばこの両者なのを今さら改めるまでもない。本来、クレカなるものは、T&Eが原点であり、出発点である。それは昔も今も変わりない。
クレジット・カードはTravelとLeisureのためにその存在価値があるもので、単なるショッピングでカードを切るのは提供元から低敷居な行為と見なされる。つまり利用者への評価値は下がらなくも上がらないということだ。具体例を示そう。
今日の「キャッシュ・レス時代」ではスーパーでの買物やコンビニ利用なども当たり前になった、とはいえ、たとえば小さな“トラベル・アンド・レジャー”でカードを使うのと、たとえ大きな額の“ショッピング”でカードするのとではカード会社の「評価」は前者に軍配が上がる。仮にの話、一拍二日のT&Eでの使用が運賃とホテル代で5万円ほどだったとして、それが年に3回程度なら15万円をカードで使用したことになる。一方、何かの買物や巷の飲食で年間合計50万円使った場合との比較では、評価値は後者が劣るのだ。使用額は3倍も多いのに、3分の1の方がカード会社からの評価値は高い、というのがカード会社におけるの「与信」の実情である。これはアメックス、ダイナースといった「高級カード」に限らず、流通系や、楽天カードなどの「大衆カード」にも言えることで、T&Eでの利用比率が高くなれば、ゴールド・カードへの切り替えや銀行系カードからオファーが届くことはよくある。つまり、カード会社はあらゆる情報を通して、TravelとLeisureでカードをどれだけ使うかを“査定”している。


ポイント保有数と評価値は別物
よくカードを選ぶポイントに「ポイントの還元率」が第一のメリットに挙げられることがある。カードによって結構な差異があり、それにより有利なカードを選べば、使うほどにポイントが溜まり、それらは現金として買物ができる。そこでカードで買物を繰り返してポイントが溜まり、“大トク”したとしてもカード会社からの評価値は下がることはないが上がることもない。高めの同趣の商品を複数、現金でなくカード決済などすると、ポイント狙いとか換金化目当てなど、逆にカード会社から警戒される場合もあるし、与信度が下がることもあるが、T&Eを何度繰り返しても、繰り返すほどに評価は増し、与信はどんどん上昇する。

こんなことを書いてしまったが、実は私自身、現在のカード会社からの評価値はかなり低いと思う。会社員時代は毎月のように出張があり、とくに多い月は週ごとだった。広告会社では一泊なら運賃やホテル代とは別に5万円程度は「出張手当て」として支給される。二泊なら8万円、三伯なら10万円がいわば仕事とは別枠の“小遣い”として支給されるわけだ。さらに出張先での飲食は“経費”扱いとなるので、金銭的な自己負担は何もない。広告会社によって一様ではないだろうが、当時、同業者から耳にしたところどこもそんな按配だった。したがって、たとえば東京から大阪への一泊二日コースの出張なら、90000円が支給される。新幹線往復25000円と宿泊費15000円をカードで支払うと、手元には現金9万円がそっくりそのまま残り、カード会社から次の請求で4万円が来る。飲み食いも会社持ちなので、これらT&Eの4万円+飲み食いの代金は決して“自腹”ではないが、カード会社からはその利用属性はT&Eでの総額と査定され、より高い与信を得ることになる。
繰り返すが、これはプライベートのT&Eではないため身銭を切っているわけではないが、カード会社からは額面上、同じ扱いになる。

そんな経緯からか評価値と与信度は急上昇したと思える月や年があった。そして約一年後――。


ダイナースからオファーが届く
ある日、「ダイナース・クラブ」から一通のダイレクト・メールが届いた。入会申込書だった。しかし、このメールの封を切ることはしなかった。
理由は、これは個人的なある若い日の経験と想いによっている。クレジット・カードのブランドは「アメックス」のみ、と決めていたからだ。
ダイナースはステイタスはアメックス同様に(日本ではそれ以上に)高いかもしれないが、他のいかなるハイ・バリューな“プラスチック”と比べても、それらに「ブランド」という認識はない。私の中ではアメックスのみがエルメスであり、プラダであり、ヴィトンであり、クリッツィアであり、MCMである。
実際、手紙に返信し、申し込んで資格を得たかどうかはわからないが、両方持ったところで、使うのはアメックスだから同じ属性のものは邪魔と考えたのかもしれない。



一度も開封されることなく…

ダイナースよりアメックスを望んだ経緯
まだ私が広告代理店に入る前のことだ。とある新聞社系の広告代理店がクーポン雑誌を企画した。お店の紹介と一緒に「割引クーポン」を付け、読者はそのクーポンを利用して掲載のお店の商品を20パーセント引きで購入できるという内容(もしかすると10%引きだったかも…忘れています)。
店の掲載費用は無料で、店主に承諾を得て、店の外観写真とクーポン付きの短い紹介文を掲載する。現金払いだけでなく、クレジット・カード払いも可能というもので、当時の代表格、JCB、DC、UC、VISAに日本信販などのいくらかの信販系カード、加えて、取り扱いがあればAMEX、Dinersも可能というもの。もっとも当時、アメックスやダイナースは高級店に限られ、一般のお店では取り扱いはわずかだった。
この雑誌のアルバイト要員に友達から誘われた私は指定の地域のお店、喫茶店やレストラン、酒場、服屋などを手当たり次第にかけ回ったところ、印象的なエピソードがあった。当時はクレジット・カードと言えばCFでの石坂浩二のJCBか岸本加世子のオリエントファイナンスくらいしか知らず、アメックスがアメリカン・エキスプレスの略称などまったく知らなかったし、ダイナースは名前も知らなかったし、まだ所有に値の身柄でもなかったのだが、ある象徴的な話を店のオーナーから聞いた。どちらも偶然に「洋装店」で、一軒は紳士服のオーダー・メイド専門、もう一軒は婦人服ブランドの専門店だった。

白髪混じりの年配の店主は雑誌への掲載をきっぱりと断った。写真撮影も記事掲載も無料、全国書店で発売、店には何の負担もないが、その代わりに20パーセント引きを了解してもらうものだが、店主は値引き以前の次元として、客層の質を指摘した。その店の客は大半がオーダー・メイド志向で紳士用Yシャツ一枚に3~5万円を費やすという。背広なら20~30万円の支払いは珍しくもないらしい。そしてそういった客は大半が現金でなくダイナース払いと言った。そしてそんなクーポンを握って、ダイナースの客が来るとは思えないと一蹴したのである。
二軒めの婦人服店では香水のにおいをプンプンさせた貴婦人が主だった。その女主は、
「いくら大きな新聞社が発行する雑誌だからと言っても、うちのお客さんはブランドか一点もの主義で、こんなクーポン雑誌なんて見ないと思いますから」と最初からとりつく暇もない様子だった。私がサンプルを示すと、「ジェーシービー…ね…」とポツリと呟き、興味もないとばかり奥に引っ込んでしまった。あきらめて外へ出て店を振り向くと見たこともないアメックスのサイン・プレートが視界に入り、ブランド商品や婦人服の一点ものというのはアメックスで支払うものなんだ、とこの経験から思うようになった。
そしてずっと後にブランドが好きになった私はブランドではダイナースよりアメックスと考えるようになった。そのように紳士服の店はやや閉鎖的な空間に生地のにおいが漂っていたのに対して、婦人服店はガラス張りで日差しがあった。この時、ダイナースの「質実剛健」より、アメックスの「華」が私の心を掴んでいたのだ。

ちなみにこのクーポン雑誌、企画倒れに終わり日の目を見ることはなかった…ということをずっと後に誰かから聞いて知った。今でも残された当時の空名刺(名前のカ所は自分で手書きで書き込む)やペンタックスで撮った様々なお店の白黒写真を見ると、懐かしくその頃が浮かぶ。




純国産「HandHeld-Phone」を“二刀流”に使う。

2024-12-08 | AMEX
世界で唯一無二の存在「HandHeld-Phone」

ANDROIDバージョンの強み
日本だけでなく、世界でも類例のない「二つ折り」&「二画面」の「HandHeld-Phone」は、いわばマイクロソフトのWindowsCEをPC版のWINDOWSにして、GooのANDROIDとの双方の同時使用を可能にするもの。流行り言葉で言えば、いわゆる“二刀流”である。メカオタッキーの輩の方々はこの「二刀流」に惚れ込むのかもしれないが、私の場合は当ブログの運用で、必要不可欠な実用的行為にその依存性を置いている。

元来からAndroidなどまるっきり信用していないが、当時の「CE」より安定感に優れるのは認めるしかなく、そこは都合よく利用し、一方が「Android」、もう一方が「Windows」OSとなっている。WINDOWSはGooのPLAYストアからダウンロードの代物なので、結局はWINDOWSもANDROIDアプリの仲間ということになってしまうが、仮想環境上で動作のため、安定性とセーフティー面が約束されている。また仮想環境と言っても、7上モード起動の「XP」のようなノロノロではなく、瞬速に起動する。このためわざわざの「立ち上げ」感は皆無だ。

HandHeldPhone“Win”
壁紙は2001年1月、銀座の中央通りの日暮れを新橋方面へ向かった時のデジカメ。
偶然にも今はなきAMEXのネオンがド真ん中に。ネットを探してもこの画像は一枚もないはずだ、何しろ24年も昔なのだから…


Win-mode“秀丸”Editor

エディタでconfigを変更する
ところで、このWindowsアプリをPLAYストアからDLしただけで使うことは可能も手持ちのWinアプリケーションを導入できなかったり――とくに私の場合、「秀丸」が使えないと困る、のこときWindows10等パソコンで作成のファイルのやりとりも面倒。そこで以下のような設定を講じておく。手順はHandHeld-Phone上で何かのエディターを開き、そのままconfigファイルに貼り込めば完了する。


memory=128,video=4

MPU401=NONE

<config></config>

購入時はまず日時を合わせるため、WiFiに接続するが、アカウントも含め、
求められる設定はすべてNoにする。
初期導入時に必要ならアカウントを設定するも、その後はアカは削除してしまおう

各種の詳細設定はGUIメニューから行える

日本語で小説を書いたり、日記したりするなら、Windowsで使うのがthe best wayというものだろうが、Windows側からネットへのアクセスはできないし、両方同時使用は可能だが、Windows上で作成のファイルをHandHeld-Phone上でAndroid側へ渡すこともできない。ある意味、これがセキュリティ上の安全性にも到っているのだが、そのような場合はUSBBluetoothを通してパソコンを介すことで問題なくファイルの共有と同期、その運用が可能になるのは衆知のとおり。



アメックス会報誌『EXPRESSION』の中身を英語に。

2024-11-15 | AMEX
『EXPRESSION』――、はアメリカンエキスプレス・カード会員に郵送で届く特別な「会報誌」(会員誌)。その8月号に面白い記事があった。「粋な旅人達のカード利用術」という特集の中の「トップ・グルメ・コレクション」というのがそれだ。「T&E」の“T”には関心があっても“E”の方にはそれほどでもない自分にとっても、なるほど「そうなのか…」と思わせる内容だったので、何となく「Basic English」で考えながら読んでしまった。せっかくだからと、改めてベーシック英語にしてみたので日本語の記事と一緒に挙げておこう。



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Cause by that a food list is as a special connection as it is a mine of the food-pleasure person. So the food-programs have to give an account of everything at the restaurant, on the opposite, the great best food-pleasure person has to get everything of the restaurant from such a food list. It is certainly to in a serious fight.

For example, there is book that "MANHATTAN MENUS".
It makes the selection of good restaurants about 150 numbers from a great number in Manhattan of them, this book, which gives the chance of seeing separate, cooking and the places and special food list and the amusements, does not give any judging but only there is no more than a food-list.
Working only with a food list, in effect handing on the conditions of Manhattan's restaurants, it makes clear to a small size which the pictured design of the food-pleasure culture of the world, you had never been able to see before, to be a book which is very much to the food-pleasure persons, is probably.



There will be nothing against to say that a person, who is able to make sense of a number of a food list on this book, is truly like right a food-pleasure person undoubtedly. If you have a strong feeling of desire to food-pleasure, what about that the best way to start from acts to get a number of food list together?

At a top restaurant in America and France, if you are hoping for a food list, by making a request, to be able to go back with it, or even the sign of the head of a cook.
As like them you their "membership" become, at the table inside a restaurant, if at first, you are able to see a printed material in your hands with pleasure in a special eye.

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補足
例によってのことだが――Basic語表にない用語がしばしば出てきて、苦慮させられた。たとえば、我々が日常、普通に使う「グルメ」はgourmetだが、当然にBasic Englishにはないし、「メニュー」はmenuだがない。「縮図」もFull Englishには直截語があっても当たり前にBasicにはない。頭の中で英訳していく時はそれはそのままでいいが、いざ書き出すとなると、それらをBasic wordに変換しなくてはならないから、あれこれと模索を余儀なくされる。日記や小説などでは、自分が使いやすい語りで書くことができるが、何かの英訳となるとそうはいかないから苦労してしまう。
また、同様に、グルメ文化の「文化」もカルチャー・センターに馴染の言葉だが、Basicにはない。しかし、このcultureをBasicで「文化的な」などと書くには問題ないが、一つの語句としては分析的な記述になり、ここは勝手に“国際語”と定義してそのまま使用することにした。
最後の方の "membership"は本来group(あるいはcompany)を用いるところだろうが、あえて“AMEX語”として(ここぞとばかり)当て込んでおいた。


ヘミングウェイ「エスパドン」
またこの『EXPRESSION』の特集には例によって毎号ホテル・バーの紹介があるが、特筆すべきは同号に掲載の「バー・エスパドン(Bar Espadon)」の存在だろう。詳細は「The Ritz Paris」のHPサイトでも確認できるが、記事は特別な「カード会員誌」にはそぐわず大胆だ。HPでは触れられていない内容により注力されている。

HPではバーの客だった歴史的偉人にココ・シャネル、マルセル・プルースト、チャーチルらが掲げられているが、「EXPRESSION」では世紀の美女・グレタや石油王・ロックフェラー、企業家・カーネギー、喜劇王・チャップリン…までもがこのバーの常連だったというのだ。そんな突っ込みは会報誌の域を超えるもさすがT&Eに長けた事情通のアメックスらしい切り口というべきか。
さらにはこの「ホテル・リッツ・パリ」には、「Bar Hemingway」がある。――そう、あのヘミングウェイである。記事によれば、作家・ヘミングウェイは連合軍として入城し、リッツ・パリのホテル・バー「エスパドン」に“突入”した。そしてカウンターに接近するや中央に席を取り、「マティーニを50杯!」といきなり大声で叫んだという。ホテル・バーのオリジナル・カクテルの銘柄に「ヘミングウェイ」があるのはこうした経緯によっている。そして「Bar Hemingway」が誕生した。リッツ・パリの「伝説」はこうして生まれ、現在もなおホテル・バーに息づいている。もうこれ以上は『EXPRESSION』に、いやアメックスに譲るとしよう。

フィツジェラルドも耽った
掲載は当時の「エスパドン」

しかしもう一つ忘れてならないのは、あのフランシス・スコット・ケイ・フィツジェラルドもまたこのホテルの宿泊常連であったことだ。彼の小説「リッツ・ホテル」はおそらくここを舞台にした自伝的短編だろう。
“崩壊の文学”(Basicなら――letters of destruction又はthe works of fiction as destruction)、ことフィツジェラルドは、このリッツ・パリにチェック・インすると手荷物をボーイに渡すなり、矛先は自分の客室ではなく「エスパドン」だったらしい。そしてヘミングウェイがあるいはそうしたように、当時はたった5つしかなかったバー・カウンターのレールの中央につんと靴を乗せ、連日連夜、放蕩に耽ったとされている。
(フィツジェラルドは画像の左から3番目の席をしばしば“陣取った”took a place for alcohol)
『ホテル・リッツ・パリ』
『EXPRESSION』→