たまに...
親子連れの患者さんが来る。
子供のほうは高校生か..
それより少し上か..。
親は決まって母親。
だいたいが..
子供が高熱を出して..なんてことが
多いから..
奥の処置室で..
カーテンで仕切って、お待ちいただく。
処置ベッドもあるから..
大きな子供は横になり..
母親は丸椅子に座って..。
時折、会話をしているのが聞こえてくる。
様子を見に、カーテンを開けて声を掛け..
閉めるときに思う。
(このひと時を、大切にしてほしい)
子供が高熱を出しているのだから..
楽しい会話はできないだろうし..
心配で仕方ないと思うけど..
もう少し、気持ちをどっしり持って。
だってさ..
こんなに大きくなった子供と..
こんなに近くで..
2人きりになれることなんて..そうそうない。
だから声かけも最低限にする。
邪魔しないように、と。
もちろん、私個人としては..の話。
それぞれ看護感が違うから..
それぞれの意見があると思うけど..,。
先週、今週と上の子が帰ってきては
高熱を出し..
2回とも日曜日も開いているクリニックへ。
日曜日だから、混んでいることもあり..
ピッタリ腕がくっつくくらいに横に座り..
時折、上の子に声をかける。
「インフルだったら、君はイナビルにしてね」
「吸入のやつね、オッケー、わかった」
なんて、事務的な会話だし..
高熱を出している上の子には申し訳ないけど..
やっぱり、心配ながらも幸せな時間。
結婚してしまえば..
私の役目は済んでしまうし..
元気になれば..
そんなに近くにいたら..
「なに、気持ち悪いなー」なんて言われるし。笑
だから、今のうちだけは..
もう少しだけ、近くで見守らせてね。