【ブラックスバーグ/米国 18日 AFP】バージニア（Virginia）州のバージニア工科大学（Virginia Tech University）で発生した米国史上最悪となった銃乱射事件で、大学と警察の両当局は17日、犯人は国内永住権を持つ韓国人学生だったと発表した。
警察当局によると、犯人は韓国人学生のチョ・スンフィ（Cho Seung-Hui）容疑者（23）。バージニア工科大学はチョ容疑者について、英語専攻の同校在学生と発表。同容疑者は32人を殺害後、自殺している。大学当局は、チョ容疑者には知人、友人が少なく、情報の入手に手間取ったとしている。
チョ容疑者は、普段は構内のHarper Hall寮に居住していたが、ワシントンD.C.郊外のバージニア州Centrevilleにも別の住まいを持っていた。
大学側はABCテレビの取材に対し、実行犯が2人の可能性があるとしていたが、警察当局は後にチョ容疑者1人の犯行との見方を示した。
バージニア州警察は2つの乱射事件で使用された銃を同一のものと特定。単独犯による犯行との見方を強めているが、現時点で断定できない状況だという。
写真は同日、CNNが放映した容疑者の写真。(c)AFP/CNN
