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縁なき衆生は度し難し という言葉を考える

2022年10月14日 23時51分56秒 | ぴっぴの想い&哲学

ブログを始めて10年以上経ちますが、ここ最近いろいろと考えることがあります

「縁」というものについてです。

縁について、縁なき衆生は度し難しという仏教の言葉があります。

行き違い、すれ違いで、離別することになった仲について、よく縁がなかったんだよ、という言葉を使われますが、最近本当にそうなのだろうかと思う。

本当に縁があったら何があっても離れない、、これって「腐れ縁」ともいうのだろうし、この何があっても離れないという種類の縁だけを頼りに人とのお付き合いをしててもよいのだろうか?と思うのです

縁って、本来は「お互いが大切にする」ことで繋がっていけるものではないかなって思うのです。

結局、縁がなかったとなるのは、どっちかが相手を嫌いになったりすることだろうけど、人を嫌いになって離れる現象を縁がなかった・縁なき衆生という言葉で片付けていいものなのかと、私はとても疑問に感じます。

本来ならば、あった縁を自らが切ってしまったのではないか、それを縁なき衆生なる言葉で片付けるのは、あまりにも身勝手でなんのために人として生まれてきたのか?とすら思います。

人は何のために生まれてきたのか?

私の答え「人は人になるために生まれてきた、それは嫌いな人をなくすために生まれてきたともいえる」です。

人は人の姿で生まれてくるものの、人の心は持たずして、学習しなければ動物のままです。

人は5つの徳を身に着けて初めて人だと私は考えます。

5つの徳、仁・義・礼・智・信 です。

孔子の説いた五常の徳を身に着けて、初めて大人になった、人になったと私は考えますので、そうなると縁なき衆生といって人との縁を切っていくのは、この5つの徳に反することではないかと、最近思うのです

人の心の本質は「善」であり、そして「好き」が本当だと思う。

でもこの「好き」が結構クセモノで、相手の人が好きではなくて、単に自分が好きというだけだったということが多いのではないでしょうか。

だってこの「好き」は何かあるとすぐ「嫌、嫌い」になりますからね

結局、これって本当にその人のことが好きだったのではなくて、自分の思い通りになる=自分の物差しで相手を測る=だから好きに過ぎず、思い通りにならない・共感しない・自分を見てくれない・自分を認めてくれない、、、だから嫌いは、単に相手じゃなくて自分が好きなだけじゃないかなと

私は自分が好き、そして相手も好き、相手がまるっきり自分と考えが違っても好き、これが本当の好きじゃないかなと思います。

好きは何かあると嫌いになります、愛と憎しみは同じ枠組みの波長だからね

ということは、嫌いは好きになれるってこと、でも価値観とか違うからなかなか難しい、せめて好きになれなくても普通でいたいものですね

人は何のために生まれてきたのか?

それは嫌いな人をなくすため、縁があった人を縁なき衆生という言葉に片付ける人にはなりたくないなぁと思います。

私はたつのおとしごを運営しておりますが、縁なき衆生はこの10年でいなかったと思います

10年前とは私も別人化しておりますが、波長が合わないというのは仕方ないとして(プラスはプラス、マイナスはマイナスで引き合うため)好き嫌いの感情で縁が切れてしまうような幼稚なことはまずないといっていいでしょう。

もしも引き合う波長があるとすれば、たとえマイナスの状態であったとしても『人生変わりたい』この思いがある人は自然と引き合います。

思いが引き合う、これも摂理というものです

今日はちょっと真面目な話をしました。

忙しい日々を送っておられる方も多いと思いますが、10月なので、少し人生というものを考えてみるのもいいかもしれませんよ

今日もブログを読んでくださりありがとうございました

 

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1 コメント

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Unknown (五十嵐)
2022-10-18 16:00:17
ぴっぴさん、人は人になるために生まれてきた、は私もそう思っています。
私もまだまだ人になり切れずにいて、もどかしくあり、それが人になる過程なんだと思うできごとがありました。とても攻撃的な人と対峙し、それを見て私はつい感情的になってしまっていて。
攻撃的も感情的も、適切な時と場合に使えれば良いけど、それができないのだから、お互いどっちもどっちなんだなぁ、なんて飲み込んでます。
ぴっぴさんのこういったお話ありがたいです。
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