昨日は記念すべき2000記事達成に、お祝いのメッセージをありがとうございました。
一件だけでしたが(爆)
ブログというのはそんなもんで、ほぼ一方通行のように思えますが、万が一読んでくださった方には、ほんの少しでも、一瞬でも、何かしら感じていただけるかなあ、でいいと思いますし、それが2000個でも20000個でも数に拘る必要もない訳で。
昨日の続きになりますが、樹林希林さんの事をもう少し書いてみたいと思います。
ワイドショーでは希林さんの言葉を沢山とりあげていました。
どれも心に響くものですが、その中に「死ぬ時ぐらいは好きにさせてよ」というような言葉がありました。
それって、私が何年も前から思っていること。
彼女は少し変わり者なイメージもあるし、自分の想いをはっきりと自分の言葉で表現される方でしたが、とても周りに気を遣う思いやりの深い方だったのだなと感じました。
私も機会があるごとに、、自分が死んだらこうしてほしい、というような事を子どもたちに伝えています。
死んでしまったら何をされても分からないし、おいおいそれはやめてくれ、などと言える状況ではありませんが、死んだ時くらいは、生前に思っていたように処理してほしいなあと思います。
戒名も墓もいらん、というのが基本ですが、葬儀などに関しても、文章にして残しておこうかなと思いました。
違う事をしたら化けて出る、と書いてハンコを押しておきます。
爆
化けて出るほどのパワーがあったら、生きているうちに使えってか。
それともう一つ共感した言葉。
「私は人が亡くなった時、惜しい、とか残念だ、とか、あまり思わない人間なんです」というような言葉。
彼女はこの言葉を、人はいつか必ず死ぬのだから、というシンプルな意味でおっしゃったのかどうか、この言葉だけでは推しはかれないものがありますが、私はこの言葉を自分なりに解釈しました。
多くの人は、故人に対して、まだ道半ばだったのに、とかやり残したことがあったろうに、という風におっしゃいます。
確かに大往生ならまだしも、突然の死、理不尽な死を遂げた人に対して、そのような気持ちになるのは当たり前の事と思います。
ただ、私は今この時に夢とか目的があってそこに向かっていること自体に意味があると感じます。
なので、夢も希望持って生きていること自体が素晴らしい事で、それがたとえ周りの人からすれば「道半ば」でも、そうではないのかも知れないなって思うんです。
彼女は、いつ死んでも後悔はない、と言い切っていました。
希林さんの死に対して、もっと生きて素晴らしい作品や言葉を残してほしかった、などと思う事は、間違ってはいないけど、彼女はやりきって逝かれたと感じます。
また、希林さんはおっしゃってました。癌という病気は有難い、というような事を。
それは命の限りに、ある程度の予想がつくから、だというような事を。
それは、心臓病を経験した私には、実感として理解できる言葉です。
その為、要らないものを一切増やさないとか、いわゆる終活のような事もされていたようです。
闘病しながら映画にも出演され、起きているだけでも辛い時期にも、撮影現場に行かれていたそうです。
最後は病院から家に戻って、家族の目の前で息を引き取られたそうです。
素晴らしい生き方、逝き方だと感じるのは、私だけではないはずです。
ただ、そのことと、人の死を「悲しむ」、という事は別です。
大切な人が存在しなくなる事は、とても淋しい事であることは間違いない。
同じ言葉を聞いても、人それぞれの受け取り方、解釈の仕方はさまざまです。
私は希林さんの言葉を自分なりに感じとって、こんな事を考えた訳です。
彼女の言いたかったことと違っても、それが私の思った事受け取った事です。
私もまだやりたい事は沢山ありますが、いつ死んでも思い残すことはない、と言いきれる生き方をしたいです。
また、私が死んで悲しかったり淋しかったりする時間はあっても、私の思い出を語る時に笑いが出るような生き方をしたい。
ダジャレオバサンだったなあ、とか。
にんげん嫌いという側面を持ちながらも、私は人を笑わせるのが好きみたいなんで。
にんじんはマジで嫌いですけど。
なので、体調が悪いだの、爪の間が痒いだの、指切ったなどと赤の他人にこぼすのは、二度と止めようと思いました。
ごめんなさい。
死というのは通過点だと、死を身近に感じた時期に思った事もあります。
いつ来るかわからないその通過点。
生き方=逝き方なんかなあ、と漠然と思う朝。
昨夜はこの辺りもひどい雷雨になりました。
朝一で実家の母が心配して電話をくれました。
人の心配ができること、人に心配されること、いずれも有り難い事だなあと、感じました。
去年のナミアゲハです。
この前一頭羽化しましたが、今いる蛹は多分もう越冬するものだと思われます。
そうそう先日のアゲハオジサン、蝶の数え方も教えてくれたんだった。
一頭二頭、と数えるんですってね。まあ、これは専門的な数え方らしく、普通は一匹二匹でよいらしいですよ。
来年の春の楽しみですね。鬼が笑うか。
連休明け、お天気もまずまず。
素敵な一週間になりますように。
感謝をこめて
つる姫
(ブログ開設から2620日)