爆
燈妃は、Tomokoと読み、絵を描いたり本を書いたりする時のつる姫の、雅号、とでも。
今は生き物や風景などを描くことが多くなりましたが、油絵を描いている頃はメッセージを込めた作品が多かったです。
その中の一枚。

額に入った写真しか出てこなかったですが、タイトルは「The Crescent Moon」
油絵にも色んな描き方があり、私は習いはじめて間もなく病気になってしまって、ちょっとしか習えませんでした。
ほぼ、素人なので説明が難しいですが、油絵の具は何度塗り重ねても下地の色がよい効果を出してくれたりして、ずぼらな私にはとても都合のよい絵の具なのです。
ただ、色が濁る、とかいって、混ぜれば汚い色になるということもありますが、なぜかつる姫は色が濁らない、と褒められました。
教室で描く以外に、私は家でも我流で油絵を描いていました。
その一枚がこれです。
油絵の具は乾かないと上に色が乗せられなかったりするのと、アトリエは週一で、一週間も描かない事に耐えられなかったから、家でも同時に数枚の絵を描いたりしていました。
家でかく、何がいいって、先生にケチをつけられないから(爆)
実は、この絵の下には、全く別のものが描かれています。
それが、どうしてもうまく表現できず、そこは海にしてしまいました。
大雑把にばらせば、これは氷河期が開けた時をイメージしています。
よくみると、ほんのすこし、人工的なものが描かれています。
つまりこれば、これから起こる氷河期の後の絵です。
燈妃が何を言いたかったか、今の世界を思っていただければ、おおよその予想がつくかと。
これはもう5年以上前に描いたものですが。
難しいのはタイトル。
絵画を習ってたときに、タイトルをつけるように言われましたが、
タイトルってとても大事で、イメージが植付けられるものです。
絵は、描く人の思いと、見る人の受けとるものに、違いがあって当然のものかなと思うので、
タイトルによって先入観を持つのはどうかな?とも思いますが。
病気になるのを予想していたかのように、通いはじめた絵画教室で、私は冗談でこんなことを口にしました。
「私は旅も趣味ですが、絵画は車いすに乗っても描ける」とかいうような。
そんなことは口にすべきではない。
それから間もなく心臓病が発覚して、教室もやめざるをえなくなりましたから。
いつも申しますが、口は災いのもと、じゃなくて、よくも悪くも引き寄せの法則。
悪いことは口にするものではありません。
また話がそれましたが、リセットされた世界の、最初の生命は?
拙い絵の中、海の中にしずめられたもの、想像してみてください。
今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫