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☆つる姫の星の燈火☆

新生つる姫

最後の夜、突如腹具合を悪くしたつる姫でしたが、生の鯖など食してなくてよかったな。

それでも、体調はおおむね良好。翌朝は買ってきたおにぎりを食べてから東京を目指します。

今日は帰るだけ、と決め東京までの乗車券だけ買って、鈍行で行ってみる事にしました。

気が向けばどこかで途中下車してもいいし、疲れたらどこかで新幹線に乗ればいいと。

ホテルのあった八戸線の本八戸からまず八戸へ。

それから青い森鉄道に乗り、「目時」という駅からは「いわて銀河鉄道線」に切り替わる電車に

揺られます。

その終点の盛岡から東北線に乗り換えると、遠征でしょうか、高校の体育系部活の女子たち

が席を陣取っています。

二時間ほどの移動ですから、立っているのはきついと思い、微妙に開けられた隙間を詰めて

もらって座ったのですが、この子たちの態度の悪さにはびっくりしました。

彼女らは優先席にも座っていて、お年寄りが来ても見て見ぬふりです。

東京でもあまり見かけた事のないこんな若者の光景。がっかりしました。

じゃあ注意すればよかったじゃないか、と言われればそうなのですが。。

彼らそれぞれが単独でいれば、違う行動をするのかも知れません。

団体になると気が大きくなるのでしょうか。高校の名前は胸元の文字から推測できました。

高校に通報してやろうかと思いましたが、本当に残念なC高校の生徒たちでした。

この子たちがこれからの社会を作って行くのです。

スマホのゲームやラインのやり取りではしゃぐ生徒の間で、私はこの雰囲気から解放される

のを文字通り、肩身を狭くして待ちました。

この電車の終点、一ノ関で乗り換えてやっと彼女らから解放され、小午田というところまで行く

頃、この調子なら、18切符の旅が再開できるな、と考える自分がいました(爆)

この日は、どこからでも新幹線に乗り換えて帰れる、という安心感もあって鈍行の旅をしたの

ですが、何時間もの電車移動も、体調は全く問題はありませんでしたし、ローカルには必ずト

イレがついているので安心です。

がら空きの電車に揺られ、この一年を思い起こします。

手術後の心臓の回復はとても順調だった去年の5月頃から、これでもか、これでもかの運命

のいたずら(笑)

その詳細をお話することはできませんし、他の人から見れば「そんなことで」というものなのか

もしれませんが、せっかく上り調子だった体調は、ストレスからか徐々に悪くなり、挙句五月の

終わりには体調の急変で救急車のお世話になりました。

後にしてみれば命に係わる状態ではなかったのですが、この時初めて「死」を意識しました。

それでもぼちぼち人と会い始め、9月には広島の実家に帰省。術後7ヶ月半、初めての遠出

でした。

10月には入院中の夢「奈良山の辺の道の完歩」を何の問題もなく果たしましたが、その2週

間後には、都内の電車の中で具合をおかしくし、またも救急車のお世話になりました。

この頃はまだ自分の体調の事がつかみきれず、少しの異変にもパニックになり、それがトラウ

マになり悪循環になっていたと思います。

しかし、何を考えているのかそんな状態で、翌11月には、宮城と福島へ行きましたが、また

血圧が急上昇して友人に心配をかけてしまいました。

しかしこの時は、以前の経験もあったので病院に行くまでもないと、自分で判断できました。

その後も心臓自体に問題は全くないと言われつつ、自律神経失調、更年期などの症状で辛

い日々。

日常には、今じゃなくていいんじゃない?という程のストレス。

しかし、自分の身体にも徐々に慣れ、うまく付き合う術も身に着けてきました。

そんな挙句の4月の巡礼。一日目に血圧が急上昇した時、以前救急車で運ばれた経験がな

ければ、私はパニックになって、ホテルから救急車を呼んだでしょう。

自分の身体に起こる様々の異変を経てきたことで、だましだましなんとか巡礼を成し遂げる事

が出来たのです。この時の想いは巡礼の記事に書きましたので今日は触れません。

元通りにはなれない身体と、そして、手術をきっかけに玉手箱を開けたように一気に押し寄せ

る加齢による不具合。

これぞ、華麗なる変身。肉体を持って生きる事の辛さと喜び。

こんな思いをこの私がするとは思ってもいませんでした。人より元気だとうぬぼれていたので

す。

しかしそうは言ってもこの間、私は本の出版を果たし、そのお蔭で沢山の新しいご縁にも恵まれました。

実はこの旅に出る直前(前日)にも、大事件がありました。

神様、またですか?と思わずつぶやき、心臓が壊れるかと思いました。

私のストレスの度合いは、針が振り切れるほどになってしまいました。

幸い大事には至らない事件でしたが、これでは旅になど出れないし、これできっとまた体調が

悪くなるだろう、とくじけてしまいそうになりましたが、えい、なるようにしかならん!と思い直

し、思い切って旅に出ました。旅先でおかしくなったら、自分で病院に行くさ。死ぬような事は

ない。

ところが、今思うとこの出来事は逆に荒療治になったようです(笑)

開き直りとでもいうのでしょうか。

どん底にもまだ下はあったんだな。地球は丸い。

すべては大きな力の思召し。人生に無駄なし、でしょう?と言い聞かせながら旅に出ました。

 

恐山の風は、そんな私の身体を通り過ぎて行ったのです。

何もない。

もともとなにも何もないのだ。色即是空。

今は永遠の中のほんの一瞬。

痛みや苦しみがあれば、喜びもある。それは人のこころが作るもの。

しかし、有り難い事に巡礼後の私には、信仰の光がある。

それは特定の宗教に属するというものではなく、私のような弱い人間にはそういう信仰の先が

必要なのです。

古から人々が色々なものを信仰して来た気持ちがよくわかります。

しかし、自分が信じていない物を否定するのは間違ってる。

 

さて、それほど疲れていたわけではありませんが、郡山から新幹線に乗る事にしました。

都内の電車が帰宅ラッシュになる前に家に帰りつきたかったのです。

東京駅に降り立つと、日常の風が吹いていました。

 

つる姫はもう大術後だとか、大きな病気をした後という甘えとレッテルをはがし、還暦前の一

見元気なおばさんに戻り、つる姫的日常と非日常の旅を続けます。

身体のあちこちに不具合は感じますが、先日検診を受けたところ、特に悪いところはありませ

んでした。

日頃色々気を付けている骨密度が60代だったのは意外でしたが、まああと一歩で60ですか

ら(笑)これ以上は下がらないよう努力すればよいのです。20年後も60代の骨密度を目指し

ます。目指し・・めざしもカルシウムたっぷり。

己を知り、うまくメンテナンスしていきますよ。皆さんもね。

肉体がおいるという事を実感するこの頃ですが、トイレットペーパーを買いしめるのはやめま

しょう。。ってそれはオイルショック。老いるショック~~~。

 

新生アラ還つる姫にこうご期待♪

旅後も体調がよくて、なんだか、なんでもできるぞ!って気がする。

当たり前の体調がいかにあたりまえじゃなかったか、と今にして思える。

これからも色々あると思うけど、だいじょうぶ、なんとかなる。

今回も最高にいい旅だったな!

 

めでたし

 

感謝 合掌

つる姫

網戸の隙間が空いてて、今朝は蚊に刺されて目を覚ます(泣)

 とうしても、へんな所で改行されます。読みにくくてすいません。工夫してみます。


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

つる姫
Yoshico様
ありがとうございます。
還暦近くなり、考える事多しです。
身体の調子も変わってくるし、私はたまたま病気をしたタイミングがこの時期だった事、いまではラッキーとさえ思えます。来週沢山お話しますー。
Yoshico Hino
http://dimples.main.jp/
ご無事でお帰り、何よりでした。

老いるショックと寄り添って、
頑張りすぎぬよう、がんばっていきましょい、お互いに(笑)
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