迷子

りんくんの靴を買いに行った時の事



どのデザインが良いか、どのメーカーが良いか、
色々物色していた、りんくん・パパ・ママ
その横でりなちゃんはあっちへチョロチョロ、こっちへチョロチョロ
どこかへ走っていってはまた戻ってきて、を繰り返していました


目の端には常にりなちゃんをとらえていた・・・つもりになっていたみたい


りんくんも納得の一足をチョイスしたぁ
って、顔を上げると、りなちゃんがいない


辺りを見回しても、耳を澄ませても、
りなちゃんらしき姿もない


焦って３人店内を探し、いよいよヤバイ
と思い始めた頃、



「迷子のお知らせを致します。
３歳位の緑のジャケットを着た女の子が、
お父さん・お母さんを探しています。
お心当たりの方は、インフォメーション迄お越し下さい」


「・・・３歳じゃ違うね」
でも念のためインフォメーションへ向かうと、
聞き覚えのある泣き声

目から鼻から色んなもの出まくりで、
顔中グチャグチャになったりなちゃんが、
店員のお兄さんにあやしてもらっていました



パパもママも平謝りで、りなちゃんを受け取りました


りなちゃん、ごめんね
二度とない様気を付けるから・・・


それにしても、『３歳』って。
意外に分からないものなのね