少し前から話題になっていた、アメリカのオートバイメーカーのHDが独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査が入りました。
2024年の最新モデルはベース価格が3,000,800円で、諸経費を含めると3,100,000円ほどになるでしょう。
この2024年モデルは確か4月から販売開始されていたと思うのですが、6月にはグーバイクに走行距離10kmという未走行車が大量に掲載されているのです。
走行距離10kmというのは、一般道走るのではなく整備などの移動で距離がカウントされることを見越しての距離数なので、実質的には新車です。
問題になっているのは、HD社が各地の正規販売店に達成できない販売ノルマを課して、販売ノルマが達成できなければ、翌年の正規販売店の契約を打ち切るという疑いです。
販売ノルマが達成できなければ、新車を仕入れることもできなくなり、店舗名からHD社の名前を外さなくてはいけなくなります。
専売契約は運営会社の生命線ともいえるので、きつい販売ノルマを課されても従わないといけないという弱い立場になります。
仕切率がどの程度か分かりませんが、高額な在庫を抱えるより利益が出なくても売ることで現金が手元に入るし、ってことでいきなりの60万円引きが出始めているのでしょう。
ただ、このようなブランド価値を下げる新車60万円引きなんてやってしまうと、ファンも離れてしまいますよね。
オートバイブームも終息してきているので、状況は厳しくなるでしょうね。
今後、オートバイを手放すひとも増えてくるので、さらに厳しくなりますね。