RECARO(レカロ)研究室

レカロシートについてのマッチング、調査したこと、知るうること、etc

シートレールの価格にはそれなりの理由があります(2)

2010-11-12 13:20:53 | Weblog


すでに他メーカー製のシートレールでレカロシートを装着されていて、当店に一番ご相談の多い事項がどこにスライドしても適正なドライビングポジションがとれないというご相談です。

これはシートレールの設計において純正シートのスライドレールのステップラインに対するスライド角度を同じに設計されたシートレールをご使用されている場合が多数です。
確かに純正レールのスライド角度に順ずることは正しいようですが、自動車メーカー純正シートとレカロシートでは座面角度が異なります。あきらかにレカロシートの方が角度があり、前端が高くなっています。
純正シートのステップラインに対するスライド角度のままに、シートレールを設計し、レカロシートに交換した場合は急な角度のスライド角に角度のあるレカロシートを装着することになり、正しい着座姿勢がとれません。これが適正なドライビングポジションがとれない理由です。これではレカロシートの特性を発揮することができません。

mistyシートレールはレカロシートを知り尽くしたレカロ社での長年の経験とノウハウを持った元レカロ社の技術者により、スペック的にも安全で、より適正な座面角度を得られ、レカロシートの特性を発揮できるよう設計されております。

折角レカロシートにシート交換をしたにもかかわらず腰に負担を感じる、あるいは腹部に圧迫感を感じる、ロングドライブで疲れる、腰が痛くなる等、お悩みの方はシートレールを換えることでスライドレールの角度を見直してください。
mistyシートレールには車種により前後座面角度調整可能タイプ、後部座面角度調整可能タイプ、座面角度調整なしの固定タイプ(スライドはできます)の3種類があり、出来る限り角度調整ができるタイプで設計するようにしておりますが、車両のフロアの形状や純正ポジションとの比較から適正なポジションを得られるタイプで設計しております。

なお、レカロシートにはたくさんの機種がございます。mistyシートレールはSR2~5、SR7、LX-VF、AM19のジャパン仕様を基本に設計しております。そのため、CSシリーズやDシリーズ、AM19のドイツ仕様では角度調整のできないタイプのシートレールでは適正な座面角度を得られない場合があります。なお、CSシリーズやDシリーズ、AM19のドイツ仕様にはシート自体に角度調整の機能が装備されていますので、ポジション高が許される場合にはシートの機能で調整してください。
また、シート種類によりましてはスペーサーをご使用下さい。




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