芥川賞作家兼・福島県三春町福聚寺の住職、玄有宗久氏のエッセイを時々手にします。小説はちゃんと読んだことないのですが。(^_^;)
(ブログもツィッターもありました。玄侑宗久公式サイトhttp://www.genyu-sokyu.com/)
先日TVで「人生は、その日その日のなりゆきを生きることの連続」というようなことをおっしゃってました。
渡邊 あゆみアナがインタビュアー 。
「なりゆき」というのは投げやりなわけではなく、思い通り・計画通りにならない、予期しないことばかりの現実を受け止める。
その中で最善を尽くしながら生き抜いていくという意味のようでした。
3/11日の東日本大震災から10日近く経過。
家人の大槌の肉親2名、未だ安否不明。年末にお歳暮のやりとりをして、電話でこのご夫婦と話しました。
内陸では考えられない大量の美味しいイクラ・新巻鮭をいただき、正月のご馳走にもしました。
今日は大学の吹奏楽部の仲間の訃報がメールで届きました。
宮城県南三陸町の中学校勤務。生徒を救おうとして、命を落としたそうです。
今はわからないけど、さらに知人の悲しい知らせが届く可能性もあります。
家を流された大槌の親戚一家。
福島第一原発すぐそばに家があり、12時間かけて信州の同級生の家まで避難したご家族。
釜石で行き着けだった市役所近くのお洒落な喫茶&レストラン。母の友達でもある奥様亡くなったそう。
恐らくかなりの被害を受けた釜石市市民文化会館。
子供時代は県のピアノ音楽協会の演奏会に出たり、勤めてからはコンクール・合同演奏会で年に何度も使っていました。
高田、大船渡、釜石、大槌、山田、宮古、久慈に居る、一緒に働きお世話になった先生方、教え子の家どうなってるのか。
まだ電話も通じません。
信じられない、受け入れ難い現実。失われた命はもう戻ってこない。
生き残った私たち。明るい方を向きながら、命を大切に生き抜いていくしかありません。
玄侑宗久・樺島勝徳著『「実践「元気禅」のすすめ』に座禅・呼吸・運動・食事・睡眠でストレス、心身のコントロールの仕方が具体的に書いてあります。
津波で被災したわけでもないのに、不安感にさいなまれる毎日。この本を読み直し、実践してみます。
身近なところでも善意の輪は広がっていました。
北上市役所でも被災地への救援物資を集めています。(詳細は市役所0197-64-2111)受付は市役所一階。
当面の間、期間限定なしだそうです。
毛布・タオルケット・洗面器・石けん・洗剤・おしりふき・女性用ナプキン・歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー・リンス・ホッカイロ・マスク・靴下・白米・すぐ食べられるカップラーメンのような食品
被災地のペット一時預かりも「岩手 動物いのちの会」で募集。 電話 019-692-5920 (受付11:00~ 16:00)
ツィッター http://twitter.com/#!/inochinokai HPhttp://www.inochinokai.com/
救援物資提供も必要ですが、輸送費、地域の復興には何でもお金が入ります。
募金するのが一番の支援になるのではと家人と話しました。
大丈夫「元気禅」読んで火曜からは明るくレッスンします