先日19日に私3?回目の誕生日を迎えまして。
その日偶然、とっても仲良くしていただいているオーナーさんのプーリーたちをグルーミングさせていただいていたのですが、こんな素敵なサプライズ
お花をもらったのなんて、もう何年ぶりだろ
この日は夕食をご一緒していただいて、
なんだかとっても嬉しい一日となりました。
プリン&オルママ様、ありがとうです
シカゴから成田へ向かう飛行機が故障のため遅れることが分かった時、
「最初から分かってたら、絶対シカゴの町を散策しに行ったのにぃ・・・」と本気で泣きたくなったのは言うまでもない。
すっかり言葉を失くしていたら、向かいのベンチにCAさんがコーヒーを片手にどっかりと腰を下ろした。
ちょっぴり腹立たしい気持ちと好奇心から、「何で今頃になって故障に気付くの?もっと早く分からなかったの?」と質問してみた。
彼女は、
「あら、良かったじゃない。飛んでから分かったんなら大変な事になってたわよ」と涼しい顔で言い放った。
・・・いや、まぁ確かにそうなんですけどね。
さらに彼女はこう付け加えた。
「飛行機なんていわば鉄の塊なわけだし、機械なんだからそりゃ故障だってするわよ。」
はい、おっしゃるとおり。ごもっともです。
でもそれを、あなたの口からはあんまり聞きたくなーい 不安倍増である。
いろんな意味でおもしろい人だった、と思う。(苦笑)
結局さらに飛行機は30分ほど遅れ、実際には午後3時30分の出発となった。
無事に機内へ案内されて、ひとまずはホッとしたけれど、もう既にお尻が痛いよ。
この飛行機はほんと今まで経験した事が無い位揺れまくっていた。かなり怖かった。
しかもその怖さに拍車を掛ける出来事が
離陸してしばらくした頃(飛行機は揺れまくっている中)アナウンスが聞こえてきた。
「当機のエンジンに一部故障が見つかりました。なのでスピードがあんまり出せません。到着時刻がさらに遅れそうです。お急ぎのところ申し訳ありません」
という内容である。
えぇー である。
もういいよー、勘弁してよぅ
不安も最高潮だよ。
ま、結局極度の緊張で眠気が一時は治まったものの、最後には疲れ果てて眠ってしまった(相変わらずお尻は痛いが)ので、飛行機が落ちたとしても気付かなかったんじゃないか?とも思うが、無事になんとか帰りつくことができましたよ。
成田に着いた時は本当に心からホッとしたー。
しかし、飛行機を下りる際、「北海道へ乗り継ぎされるナカタサマ、当機をお降りになられましたら、地上係員にご連絡下さい。」とアナウンスが。
実は私達、シカゴからの遅れのせいで、予約していた乗り継ぎの飛行機に完全に乗り遅れてしまっていた。しかしできる限り今日中に北海道へ帰りたかった。
そのためには成田から羽田へ移動しなければならない。
係りの人が言うには、羽田からの最終便に乗るためには、午後7時5分発のリムジンバスに乗らなければ間に合わないと言う。今の時間は・・・6時45分である。
いやぁ走った走った。
しかも入国手続きして、手荷物を・・・ってまたこういうときに限って手荷物がなかなか出てこないんである。
やっと出てきた荷物を持って税関へ行くも、これがまたちんたらしててイライライライラ
リムジンバスのカウンターに着いた時には発車まで2分あったかどうかだった。
結局は私達のほかにもそういうお客さんがいたため、実際は出発を2~3分遅らせたのではないだろうか。
羽田に着いてからもかなり焦ってはいたけれど、どうにか最終便には乗ることができた
とにかく最後の最後までドキドキした旅となった。たぶんいろんな意味で二度と忘れられないだろうなぁ。
*****
そうそう、この旅で私達にはひとつサプライズがあった。
これである。↓
ハリーがモデルの水彩画である。
まさしくハリー!。今にも動き出しそうなくらい繊細に描かれている。
Sueが、私たちがハリーと離れて寂しいだろうから、とプレゼントしてくれたのだ。
嬉しくて涙が出た。
帰国の朝である。
早朝6時20分(だったと思う)の飛行機に乗るため、ホテルを4時45分に出発。外はまだ真っ暗である。
ランカスターからハリスバーグまでの途中に「Hershey」という町がある。ピンと来た人もいるかもしれないが、あのキスチョコで有名な「Hershey's」発祥の地(というのか?)だそうである。
どうりで先日ハリスバーグの空港に着いた時、大きなキスチョコの形をしたオブジェのような物がどーんと飾ってあって、なんだろう、と思っていたのだ。
朝空港に着いたら、お土産屋さんが既に開いていて、その中が「Hershey's」のチョコレートとグッズだらけなのを見て、納得。
時間が無くて焦っていたので何も買えなかった。残念。
あのキスチョコの形をした、銀色の傘(持ち手が美味しそうなチョコレート色だった)が買えなかったのが心残りだ。
ハリスバーグからシカゴへ向かう飛行機は、横3列、縦たぶん20列くらいの、でもジェット機だったと思う)めちゃめちゃ小さな飛行機だった。ラジコンか模型みたい。
小さい飛行機って、揺れそうで怖いと思っていたが、天候も安定していたせいか全然揺れも無く、それどころか離着陸のGもほとんど感じないくらいほわーっと軽い感じなのである。
朝早い飛行機だからなのか、CAさんがとても小柄で白髪の何ともかわいらしい「おばあちゃん」だったのが忘れられない(笑)
窓から見えたキレイな朝焼けである。
無事シカゴへ到着。
シカゴでは乗継までに約4時間の待ち時間がある。本当はシカゴの町へ出てみようかと思っていたのだか、町まで片道45分かかると聞いて、万が一時間までに戻れなかった事を考え断念。
空港内のカフェや展示物でまったりと時間をつぶすことに。
搭乗時間も近づいてきたのでロビーへ移動。日本人の姿もちらほら見える。
私達の乗る飛行機はお昼の12時50分発。
ほぼ時間どうりに機内への案内アナウンスが始まった。「まず始めにファーストクラス、ビジネスクラスのお客様よりご案内いたします」おぉ、これでいよいよ帰れる。と思ったのもつかの間・・・
「大変申し訳ございません。只今搭乗を中止させていただきました」
???搭乗中止って、一体?ロビー全体にざわめきが走る。
何度かあったアナウンスを要約するとこんな感じである。
「あなた達の乗る予定の飛行機に故障が見つかりました。この飛行機は使用する事ができません。次に使える飛行機が来るのは、ロンドンから午後1時に到着する飛行機で、着陸後、機内清掃、機内食の積み替え、荷物の積み替えなどの作業をしますので、早くても午後3時頃の出発予定です。遅れて申し訳ありませんが、それまで待っててね」
ちょっと待ってよー!今さっき搭乗させようとしてたじゃんっ
で、飛行機が使えないくらいの故障ってどうなんだよっ
この旅もいよいよ終盤である。
ショーの翌日、最後のセミナーは、Nationalのジャッジを務めた Dr.Carmen Battaglia による、「より良い子犬をブリードするため、ベストの仔犬を選ぶには」と題した約4時間の勉強会であった。
非常におもしろい内容であり、今までぼんやりとしていた事が明確になったものもあったりで、とても充実していたと思う。彼の本とDVDを買い込んできたが、宝の持ち腐れ状態になることは否めない。
彼のホームページも大変参考になるらしい。私はちゃんと読めないのでね。
http://www.breedingbetterdogs.com/
↑アドレスである。ご興味のある方は覗いてみて下され。
しかし、何よりも大変だったと思うのは、私達に同行してくれていた通訳さんであろう。
セミナーは話し手が一方的に話し続ける事が多い。途中休憩のたびに聞き逃した箇所を聞き直し伝えてくれるんである。ありがとう、とにかく感謝である。
最後に撮ったCordmaker Team(ほぼ)全員の写真である。
そして2年後に今度はデンバーでまた皆で再開しよう!と・・・ ???2年後?ですか
ま、どういうわけか2年後に、しかも今度は自分の犬を連れて来い、と半ば強制的に約束?した(させられた?)のである。
この後はみんなそれぞれいつもの生活へと戻っていくのだ。
ランカスターでの最後の夜を、
友人で一人取り残されたキャサリンと一緒に、ホテルのプールサイドで過ごしてみた。(明日の朝は異常に早いんであるが)
今年のNational Specialty Best Of Breed の栄冠に輝いたのは・・・
まだ3歳の若いオス、
Ch,Cordmaker Field Of Dreams「Conrad」であった
彼はこうやって立っている時も普通にカッコイイのだが、動き出すとそれはそれはすんごいんである。
まだ3歳という幼さからか、もう活きがいいのなんのって(笑)
前日のショーでは思いのほか苦戦していたが、やはり取るべくして取った感があった。
そして・・・
Pollyは見事、Best Of Oposite であった
実はPolly、前日のショーでも同じ Best Of Oposite を受賞したのである。
↑こっちが前日の写真。3人のオーナー勢ぞろいである。
オーナーであるLaurenに「今年はベストを取れなかったね」と話したら、「去年Regionalでは入賞できなかったから、結果としては今年のほうがずっと良かった!ありがとう!」と大喜びしてくれた。
とにもかくにもPollyが本当に素晴らしかった。
見ていてくれていた友人達も、みんな大喜びしてくれて、ちと照れくさい。
彼女のおかげで本当にいい経験が出来た。こちらこそありがとう。
なんともアメリカっぽいケーキ比べる対象を一緒に写せばよかったのだが、うっかりケーキだけ撮ってしまった。かなり大きいんである。
ショー終了後にみんなで切り分け食べたようである。ようである、と書いたとおり、何してたんだか分からないけど完全に食べ損ねてしまった。
ショー終了後の食事会ではたくさんの人たちとおしゃべりしたり写真を撮り合ったりして楽しく過ごす事ができた。本当に偶然だが、素晴らしくいいタイミングで今夜花火大会があるという。
会場の窓からバッチリ見えて、このイベントの締めくくりには最高であった。