さて、セカンドオピニオン探しを試みるが、とっぱじめのミステイクがひびき、どこにしたものか逡巡が続く。
予約したカウンセラーも、身体が動かずキャンセル。
精神の荒廃は混迷の度を極めた。
なんとかたどり着いた先の医師は、最初、まったくやる気がなさそうに見えた。それが癇に障ったようで(ようで、というのはこの近辺の記憶があやふやで、看護師さんたちから後で聞いた話なのだ)、突然『もう、いい!帰る!!』と席を立った。
のだが、周りから取り押さえられ、鎮静剤を打たれた。いい若者ならそんな制止ぱっと振り切れるだろうが、疲労困憊した身体にそんな余力はなかった。
日々のストレス、限界まで張り詰めていた精神はあっという間に眠りを受け入れた。
気が付くと、診察室。
なんと親父もいた。私が眠っている間に、実家に連絡していたようだ。
嘘のように(憑き物が落ちたと云えばよいか)、気持ちは楽だった。
さっきまでの医師とは思えない対応が続く。やさしく、懇切丁寧に、現状を診断してくれている。
疑問に思い、『なんでこうも対応が違うのか?』と、ストレートに聞いてみた所、何も変わってはいない、同じことを説明し、話を聞いているのだという。
つまりは疑心が暗鬼を生じた状態で当初、診察を受けていたため何も受け入れる体制ではなかった、というのだ。そして、突然怒りだし、挙句『帰る!』・・・そりゃ、取り押さえられ、鎮静剤も打たれるわな(笑)。
そんな正に顔から火が出る思いで『うつ病チェックシート』を神妙な面持ちで書いた。
結果、軽度ながら間違いなく『鬱病』であった。
溜飲が下がる思い、というのは是を云わずして何を云うのだろう。
とにかく、診断が下された以上『鬱病患者』である。
車を病院に置かせてもらい(鎮静剤も手伝って、運転は絶対にダメとのこと)、親父の助手席で昏々と眠り、自宅へ帰った。
続く。
予約したカウンセラーも、身体が動かずキャンセル。
精神の荒廃は混迷の度を極めた。
なんとかたどり着いた先の医師は、最初、まったくやる気がなさそうに見えた。それが癇に障ったようで(ようで、というのはこの近辺の記憶があやふやで、看護師さんたちから後で聞いた話なのだ)、突然『もう、いい!帰る!!』と席を立った。
のだが、周りから取り押さえられ、鎮静剤を打たれた。いい若者ならそんな制止ぱっと振り切れるだろうが、疲労困憊した身体にそんな余力はなかった。
日々のストレス、限界まで張り詰めていた精神はあっという間に眠りを受け入れた。
気が付くと、診察室。
なんと親父もいた。私が眠っている間に、実家に連絡していたようだ。
嘘のように(憑き物が落ちたと云えばよいか)、気持ちは楽だった。
さっきまでの医師とは思えない対応が続く。やさしく、懇切丁寧に、現状を診断してくれている。
疑問に思い、『なんでこうも対応が違うのか?』と、ストレートに聞いてみた所、何も変わってはいない、同じことを説明し、話を聞いているのだという。
つまりは疑心が暗鬼を生じた状態で当初、診察を受けていたため何も受け入れる体制ではなかった、というのだ。そして、突然怒りだし、挙句『帰る!』・・・そりゃ、取り押さえられ、鎮静剤も打たれるわな(笑)。
そんな正に顔から火が出る思いで『うつ病チェックシート』を神妙な面持ちで書いた。
結果、軽度ながら間違いなく『鬱病』であった。
溜飲が下がる思い、というのは是を云わずして何を云うのだろう。
とにかく、診断が下された以上『鬱病患者』である。
車を病院に置かせてもらい(鎮静剤も手伝って、運転は絶対にダメとのこと)、親父の助手席で昏々と眠り、自宅へ帰った。
続く。