東京モーターショー

　昨年のリーマン・ブラザーズ破綻をきっかけにそれまで忍び寄ってきたその影がお
そいかかった形になった金融不安・・・というかおそらく、コレは金融恐慌。日本国
内ではあまり状況が報道されることは・・・ＢＢＣとかＣＮＮとかならあるのかもし
れませんが、ゴールデンやプライムタイムでそれが取り上げられることはあまりあり
ません。
　しかし、アイスランドの（事実上の）デフォルトやら韓国の外貨準備高取り崩しと
ウォンの為替介入やらで色々世界は大変な状況のようです。

　そういうことで、今回出展する海外の自動車メーカーは・・・アルピナ、ケーター
ハム、そしてロータス。

　アルピナはＢＭＷのチューナー・・・ではありません（笑い）。位置づけとしては
ポルシェとＲＵＦみたいなものなんでしょうかね・・・？

　いずれにせよ、出展者はほぼ半減とのこと。対円でユーロもドルもなみだ目にな
っているわそもそも自国の状況が明日にでもという状況下では呑気にショーなんぞ
やってられるか、という感じなのかもしれません。今回の金融危機の中ではおそら
く一番傷が浅かったのは日本だと思うのですが、それを鑑みても「今回はパス！」
というところだったのでしょう。

　以前は「次世代の自動車とは」なんて感じでコンセプトカーがゾロゾロしていた
ものですが、現在はどちらかといえば見世物市的な様相。もう少しいえば商談の場。
お客さんはというと本当にクルマが好きでなければコンパニオンのお姉さん目当て
ということになるのかもしれません。マそう考えれば、１人でも入場者数を増やす
ためには色々なコトを考えているのかもしれません・・・。
　が、先に述べたとおり、コンセプトカーという名の「夢」や「あり方」を示さな
いと根本的な解決は図られないような気もします。

　さて、今回は行こうかどうしようか、本当に迷っています・・・。