風に語りて

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9・15日帰りツーリング(その2)

2007年09月17日 19時45分35秒 | バイクで暴走する
 地図を確認して、国道152号線に。大まかなルートとして、ココに来るのは3回目。
 浜松インターから県道65号、45号を鹿島坂下まで走ってそこで乗ります。
 因みに初回は今回とほぼ同じルート、前回は手前の袋井インターで降りて、県道61
号、40号を経て152号に入った、と思います。
 「と思う」と書いたのは自分がルートをセットした訳ではなく、ついていっただけとい
う実情があります(笑い)。でも確か、ENKEI(クルマのホイールメーカー)の工場
横を通り過ぎたのでおそらく、というところ。確かにこちらの方が流れとしてはラクだっ
たような記憶があります。・・・あれ?それとも362号使ったんだっけ??とすると県
道63号を使ったことになるんだけど・・・もう覚えてないや。

 ただ・・・昼に入った店はなんていう店でしたっけ。飛び込んだ割にはなかなかよかっ
たですよねえ>Tるもとさん(笑い)

 さて。
 暫くは地元のクルマやバスなんかについていく形でどうしてもペースはのんびりしがち
ではあるけれども、それもボート場を過ぎる頃にはスイスイ流れるように。基本的に山間
部を走りますが、このあたりは道幅も広くて走りやすく、ペースもかなりのものになりま
す。
 が。
 佐久間の街が近づいてくるとたまに「あれ?」というくらいの道幅に。まま、それはあ
まりバイクには関係も無いし、なんて思いながら淡々と距離を稼ぎます。

 水窪(みさくぼ)着。

 山の麓の街、水窪は立ち寄ったことがなく、今まで通過するしかありませんでした。で
も、山の麓の街というのは規模はともかく、どこでもなんとなく華やかさというものがあ
るように感じ、この街もそういう空気があるように思われます。自分が来たときでこうな
ので、若しかしたらもっと賑やかな時期があったのかもしれません。
 丁度この日はお祭りのようで、時間がもう少し早ければ立ち寄ってプラプラ見て回ると
いうのもアリだったかもしれませんが、時間の都合上、先を急ぐことにします(あとで調
べたところ、年に一度の祭り、「みさくぼ祭り」の日だったようです。ちと残念。ってい
うか16日は雨だったのですね。自分としてはヨカッタですが、祭りの側としては大変そ
う・・・)。

 ここからは山を登り、さらに道幅も狭くなってきます。横の川とつかず離れずでそのま
ま先のエントリの場所へ。

 立派な方は正確には「三遠南信自動車道」の一部とされています。国道扱いでいえば4
74号になるのでしょうが、いずれにせよ、152号はやや薄暗い方向へ。

 で。

 コレがどこを通るかというと・・・行き止まり。
 152号はルート上、青崩(あおくずれ)峠を越えることになるのですが、地盤が脆
く、トンネル等を掘ることが出来ないからです。まま、日本の土木技術が敗退していると
いうある意味とても興味深いところでもあります。

 ではどうやってここを越えるのかというと、この「三遠南信自動車道」とそのあとに続
く兵越林道(ひょう・ごし、ひょう・ごえ)を使って迂回する形を取ります。が、この迂
回路も名前をみていただければ分かるとおり、「自動車道」、つまり高規格道路というこ
とで、126cc以上の原動機を有する自動車しか通行できない訳ですね。他の方はどう
するかというと、152号を通ってギリギリまで走り、数十分歩いて青崩峠を目指し、さ
らに数十分歩いて峠を降りて迎えにきてもらった人と合流、ということになるのでしょう。
 若しかしたら、いわゆる軽量の「オフロードバイク」ならば完走は可能かもしれません
が、徒歩区間は(木で作った?)階段等が整備されているようですので、それをどうやっ
てクリアし続けていくかが鍵になるでしょう。まぁ、そうでなくとも「歩道だ」というこ
とで整備しているところをバイクで無理矢理走るぁほぅはいないと思いますが。

 勿論、青崩峠にも行ったことはありません。今回もパス。徒歩を含めた行き帰りで1時
間はゆうにかかるのだろう、と思いますので、このあたりを散策するのであれば、一泊あ
った方がよいのでしょう。

 ということで今回はそのまま「三遠南信自動車道」そして兵越林道を走ります。


 林道、というだけあって道路の幅は1車線プラス、といったところ。今回は道路工事と
いうことで時間帯を区切って通行の制限を行うということのようですが、ラッキーなこと
に土日祝日は工事がおやすみということで「スルー」します。とはいえ、峠付近は舗装が
陥没していたりして走るのにちょいと気を遣ったりも。

 兵越峠ですが、最初見たときはどう読むんだろ、なんて思いました。本によっては「ヒ
ョー越」なんて書かれているので「ひょうえつ」なんて読むのだろう、とも思いました
が、いわゆる「重箱読み」のようです。

 この画像は毎年10月末に行われる「国盗り綱引き合戦」で決められる「国境」を指し
ています。静岡県は水窪町(現・浜松市)と、長野県は南信濃村(現・飯田市)との間で
行われる綱引きで、勝った方が1メートル分、国境を相手の方に動かす(つまり国境が広
がる)ことが出来るというもの。「行政の区画とは違う」のもまあ、納得。

 といったときに2台のバイクが。1台はよく見ていなかったけど、もう1台は確かベン
ベのF650GS。あの「パタパタパタ」という音は職場に乗ってくる人がいて一時期ほ
ぼ毎日様子を見ていたのでなんとなく耳に残っていたということでも。どこかでキャンプ
なのか結構な荷物をリアに積載しながら峠を通過。

 と、このGSのオニィサンのリアから何かがパラリと落ちた。

 あ、気づくかな?

 心持ち減速したのは丁度その次がカーブだったからで、おちたものを見に行ったときに
はお二人ともカーブを過ぎていった後。

 落し物は「ツーリングマップル・中部」と「トップケース(バイクのリアシート後方に
取り付ける箱)の説明書」でした。

 ・・・あまり立ち寄るところもないだろうから、そのうち追いつくかな・・・。でも
「せせらぎの里(旧南信濃村で食事等が出来るお店のひとつで、国道から少し奥まってい
ます)」で休憩されたら分からないけど・・・。

 なんて思いながら自分も峠を越えて走っていくとものの数十秒もしないところでそのお
二人発見。景色のいいところで「一服」といった感じのようでした。

 「地図、落とされませんでした?」と自分が問いかけまして、ああ、こりゃどうもすみ
ません、というお話に。そういえば峠にさっきいらっしゃいましたよね、とかどちらから
ですか、なんて話を軽くしながらこちらは先を急ぐことにして「それではお先です」とい
うことで先を急ぐことにします。

 というか、お二人の装備と自分の装備を見ると、「キミは普段着で登山!?」なんてい
われそうなテキトーな装備でして・・・。

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