風に語りて

日頃のよしなしごとをグダグダな調子で書き散らしてみたりするページ

ReBornのクラウン

2013年03月17日 22時15分00秒 | 街を徘徊する
 「どうしても外出する。」

 そう思ってレンタカー屋をネットで検索するものの、ことごとく振られてばかり。
 出てきたのは小さいクルマで、プリウスを考えていた自分にとっては「不満」。
 ただ、店舗に直接連絡をする、という手段を残して当日朝、電話をしてみると・・・。

 「10万キロ越えのプリウスがありまして・・・」

 却下。多分、メンテナンスはしっかりしているんだろうなあとは推量できるものの、そ
こを言われると、二の足を踏んでしまうのもありまして、日をずらそうかと思ったその次
の瞬間、

 「あの~、クラウン・ハイブリッドなら少しお待ちいただければ・・・」

 クラウン、高いんですよねえ。モデルチェンジしたし、乗るのはいいけど、どうせ乗る
なら今のやつでないと・・・

 「クラウンって、この間モデルチェンジしてましたっけ。その現行のやつです?」
 「はい、現行です」

 
 2時間後、「社用車かよっ!」っていうくらいの色のクラウンのステアリングを握る自
分がいました。

 第一印象は「押し出しが強い」。
 グリルの大きさはクライスラーの300Cあたりを彷彿とさせます。

 首都高に乗りますが、ストレスは感じません。多少驚いたのは、ドアを閉めたときの音
が「バタン」ではなく、「ボフッ」といったことくらい。首都高の路面のギャップは多少
「ふわんふわん」しますが、味付けの範囲のようにも。もう少しスピードを出したら今度
はガチッとしそうなそんな足回り。まま、このクルマでガンガン峠を攻めるなんてことは
ありませんから、これでいいのかもしれません。高速道路もスッと加速・・・

 いや、そこは物足りなさがあったかもしれません。
 2.5リッターにモーターをくっつけたタイプなのですが、車重が1600キロ超とい
うところでは、シートに押し付けられるというような感覚は不要なまでも、多少踏み込ま
ないと「ぐっ」とクルマが動いてくれないような感じに。

 でも、自分もある意味「手加減」をしていたのかも。
 あの例の「エコモード」がアナログメーターで振れているんですよね。それがすぐにエ
コモードを振り切ってしまうんです。でも標準ぐらいまでに抑えたい感覚が残ってまして、
本当はもう少し踏ん張ることが出来たのかもということで。

 もう一つ。これはあくまで自分だけの感覚ですが、トヨタ車の本流のフラッグシップだ
なあと思わされました。しかも昔からのDNAを受け継いだ。
 カローラ→コロナ(プレミオ)→マークⅡ(マークX)→クラウン という流れがあっ
た時代の話ではありませんが、しかし、今のクラウンに乗っても、マークXやプレミオの
乗り味から想像が出来る範囲です。また、クラウンを乗り継いでも違和感が最小限に抑え
られるような感じです。そう、「多少の変化はあるかもしれないけれど、これはクラウン
だな」というような。
 悪く言えば「バタくさい」「保守的」なのかもしれません。でも、どのモデルに乗って
も「なるほど」という乗り味には、ニヤリとさせられる方も結構いらっしゃるかと思いま
す。

 ただ、このクルマのターゲットが40歳台というのは・・・。


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