進め!認知症防衛軍!

いつまでもぼやいてもしかたないので!認知症の姑『ばば』マイペース妖怪『のらりじじ』と暮らすree、今日も戦っています!!

迷子未満

2006-04-22 09:15:33 | 取り囲む人たち
先日、婆が迷子になってデイのドライバーさんに助けられた。
その、そもそもの原因は、私が目を離したこと(婆より自分の眉毛を書くのを優先したからか・・・
それと、爺の無責任な発言だ。
平気で「すぐ帰ってこいよ~」ときたもんだ。

この間、またそれをやった。
 
その日、婆は『仕事に行く』ようだった。

婆「じゃあ、あたしゃ行って来るからね。」

爺「どこ行くんだよ。」

婆「仕事だよ!仕事!」

婆は爺にはとっても強気だ。このときも、鼻でフン!って感じだった。

爺「もう迎えにくるんだから待ってろよ。」

婆「なんだよ、迎えって。だから表に行ってくるんだよ。」

このあたりから爺はもう面倒になってきているみたい。

婆「じゃあ、行ってくるからね!あたしゃ、あんたみたいに暇じゃないんだから!!」

ばたん、と玄関の音。

爺「おう、気をつけてナ~

何が気をつけてナ~だ!
階段でスタンバイしてた私はすかさず出動。

私「おとーさーーーん!!勘弁してよう」

私の恨めしそうな顔を横目にお茶をすすっている。
くううう~ザケンなよ~じじ~
誰が追いかけると思ってんだよう。まあ、運動不足だからいいけどサ。いや、そうじゃないか。

慌てて表に飛び出した。
と、何のことはない。
出てすぐのところで、はす向かいの奥さんと井戸端会議している。
この奥さんは婆のことを知っている人なので、一安心。かみ合わない話もちゃんと相手をしてくれている。
私もつかず離れず、プランターの手入れなんぞして様子を伺う。
お迎えまで5分足らず。
今日はなんとかなりそうだ。

無事、はす向かいの奥さんと一緒に爺婆を送り出し、やれやれ。

「たいへんねえ。なんか、お母さんが道できょろきょろしてたから、でてきたんだけど今日はデイの日なのね。」

そう。奥さんは庭の水撒きをしていて婆に気づきでてくれたのだ。私が爺に文句を行っている間に・・・。
またご近所の人に助けられた。
いつかきっと何かの形でお返しできたらいいなあ・・・。


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2 コメント

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Unknown (scallops)
2006-04-22 13:57:35
今日は眉を書いてからスタンバイされてたの? ぷぷぷ。ごくろうさまです。しかし、ご近所の方が、そんな機転を利かせてくださるなんて、すごいです。ありがたいですね~。けど、事情をわかっててもらえる方には、感謝の気持ちを日ごろからお伝えしておけば十分なのではないですか。じゃなきゃ、おうちの前を掃くときに、はす向かいの方のとこもきれいにするなんてのもよさそう。って、ちょっとたいへん?
スタンバりましたよう (ree)
2006-04-22 22:03:20
きっちり、婆たちが目覚める前に眉毛書きました!

もうそんなことで婆を見ていてくれるなら、はす向かいのおうちの周りぜえんぶ、掃きまくります!でも、日ごろの行いが大事かなとおもいますね、今は。

施設に入る程度になる以前の、まだ地域にいる程度っていうのがビミョーなんですよね・・・認知症なのに認知されてなああああい!!みたいな・・・