進め!認知症防衛軍!

いつまでもぼやいてもしかたないので!認知症の姑『ばば』マイペース妖怪『のらりじじ』と暮らすree、今日も戦っています!!

いちばん怖いのは

2006-04-13 07:45:58 | 取り囲む人たち
デイでの洗濯物をパート帰りにデイに取りに行くようになった。
パートをはじめて、一番の問題だった洗濯物も一安心。(ちょっと面倒、特に雨の日は・・・。)
でも、「連絡ノート」ではなく、直接ヘルパーさんたちに会って話ができるのが、いい。彼女たちも、仕事が終わって一服していたり、「仕事の顔」じゃない顔の戻ってくつろいでいる。
そこで私がいちばん信頼しているのが、主任の加藤さん。彼女はまっすぐな目をしたちゃきちゃきの江戸っ子だ。
そんな彼女が、「婆の元気さにビックリする」という。何でも、デイのフロアをヘルパーさんがビックリするようなすばやさ(?)で走り回っているのだそう。
まあ、我が家でも旦那が自分のはいた靴下を婆の鼻先にくっつけていじめたりするので、『逃げ回る』のはお手の物なのだろうけど。

「運動不足なんで走らせといてくださ~い」
なんて、かる~く言って帰ってきたものの、考えた。
彼女たち、デイの職員にとって怖いのは『怪我をさせること』なのだろう。
特に婆のような認知症の年寄りにとって、入院は致命傷だ。
下手したらそのまま病院生活にもなりかねない。
たぶん加藤さんはそれが伝えたかったのかもしれない。

そのことを旦那と話し合った。
結果は『たとえ、デイで怪我をしても責めないよな、うん」
だって婆はじゃれっこしたいんだもの。
おとなしくしてなさい、って言われてツマンナイ思いするなら、楽しい思い出を少しでもいっぱいあげたい。ちゃんとは覚えていられないけど感覚はあるはずだから。
と、思えるのも私たちがデイを信用してるからだと思う。
何かあると、相談に乗ってくれる事務長さんや、婆を追いかけてくれたドライバーさん、加藤さんをはじめとするヘルパーの皆さん。みんな、大好きだ。
だから、これからもよろしくお願いします。
爺と婆に楽しい思いをさせてあげてください。
私たちにとっていちばん怖いのは、デイの皆さんに嫌われちゃうことのほうかもしれないなあ・・・。


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2 コメント

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Unknown (scallops)
2006-04-13 18:03:43
reeさん、おれね、もうね、なにが感動って、おふたりですぐに話し合われたことですよ。すごい。ただ、「たとえデイで怪我をしても」と家族が思っていても、やっぱり施設は怪我をさせちゃいけないんですよね。お母様が楽しそうだと、真似をする利用者さんもでてくるかもしれないし。って、考えたりもするかも。でも、素敵なスタッフのみなさんに囲まれていい感じ。みなさんの意識の高さが、こちらにまで伝わってきます。
ありがとうございます。 (ree)
2006-04-13 18:47:08
旦那には『俺は知らなかった』ということだけはないように、大事なところだけ(以前書きましたが、“いやな話は朝にする”なので・・・^^;)話すようにしてます。scallopさんもお父様をとても大切に思ってらっしゃいますよね?私も見習わないと~!

スタッフさんとのコミュニケーションはとても大切だと思います。恵まれました。(当たり、と言ったらバチが当たるかな?)人間関係の希薄な世の中なので、大切にしていきたいですね。