五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

JBMシリーズー周術期管理?

2007-06-08 17:18:01 | JBM
最近なんだか旭川方面の訴訟が多いような気がしますが気のせいだろうか?

調べてみる価値ありそう。

お亡くなりになられた方の御冥福を祈ります。

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(06/07 14:07)北海道新聞

遺族が医療ミス訴え日本赤十字社を提訴 旭川の病院で手術

 【旭川】旭川市の旭川赤十字病院(後藤聰院長)で二○○三年夏に手術を受けた上川管内美瑛町の無職女性=当時(84)=が死亡したのは医療ミスが原因として、遺族が七日までに、同病院を運営する日本赤十字社(東京、近衛忠☆社長)を相手取り、約三千万円の損害賠償を求める訴えを旭川地裁に起こした。

 訴状によると、女性は○三年七月十六日、熱が下がらず、下痢が続いたため、同病院に入院。同三十一日に右脚の血管にできた血の塊を除く手術を受け、翌八月一日に、右下肢急性動脈閉塞(へいそく)で死亡した。遺族の代理人の弁護士は「本来は部分麻酔で行える手術を、全身麻酔にしてしまい、手術後、人工呼吸器を早く外し過ぎたために、女性が死亡した」と主張している。

 これに対し、旭川赤十字病院の小間(こま)洋一事務副部長は「訴状の内容を十分に検討して対応したい」と話している。

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ん~?術後人工呼吸器を早くはずしすぎたために、
右下肢急性動脈閉塞(って最閉塞ってことだろうか?)
で亡くなった???
気道閉塞で亡くなったのならば話はわかるが。

早く抜管しないと、高齢者だと気管切開が必要になっちゃったり。

結構、高齢患者さんの部分麻酔って効きが悪いと動いたり
効きが良すぎると舌根沈下で呼吸が悪くなったり、
なんちゃって自科麻酔医の自分としてはストレスフルだったり。

血栓除去で麻酔を担当したこともありますが、
そんなに短時間で終わるわけでも無さそうだし。

高齢・ADL悪しという条件下だと
バランス感覚が非常に難しくなってきて、
どれも不正解ということもありえる。
手をつけないっていうのが正解だったりする。
(もちろん手をつけなくてもいずれは病状が悪くなるだろうが)

きっと厳しめのICがなされたと思うが、
主治医さんも気の進む手術ではなかったと思うが・・・。

もともとのADLがわからないのでなんともいえませんが、
ベストを尽くしてもあまり予後はよくなさそうな・・・。

専門でわかる方いらっしゃいましたら教えてくださいませ。

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