自覚してか知らずか、人間の目から見ると
クジャクは大層美しい容姿をしている。
特にオスは身の危険と引き換えに、動きにくいけれども
美しく大きな羽を身につけている。
長い時間の選択圧が彼らをそのような姿にしたわけだが
金魚みたいに、そこに人間の力が介在していないことが
不思議でならない。
自然の織り成す光景に心惹かれるのは、
ヒトのDNAに刻まれた感性だと思う。
生命も自然の一部とは言うものの、一存在がそのままの姿で
美しくあるということに、
ひいては我々人類が美しいという意味の出来事に心を奪われることに
不思議と、そしてロマンを感じる。
はたして、クジャクには
美しいと思う感性があるのだろうか。
そして、それは人間と共有できうるものなのだろうか・・・。
後姿もまた良し。
クジャクの甲高い鳴き声を思い出しつつ追記。
クジャクの模様が人工的に作られてきたかどうかは
調べていないので分らない。
もし、犬や金魚みたいに人間の手によって改良され、
この綺麗な模様が作られてきたという事実があるならば、
この記事を見た人は鼻で笑うがいいですよ。