伊豆ヶ谷ブナ原生林と
イシヅチサンショウウオに出会えることを期待して、
伊豆ヶ谷右俣を遡行した。
茗荷谷川最奥の集落跡、木地の先にある木地橋から入渓する。
しばらくはうす暗い谷。
登るに手頃な滝が続く。
20m2条滝は左岸がら高捲き。
植林帯が終わり、明るい気配が出てくる。
ゴーロの急登がしばらく続く。
県道橋をくぐるあたりから、
緑うるわしい岸辺が現われる。
ブナかナラか、大木がバッタリと討ち死にしていた。
左俣と分ける二俣を過ぎると、
傾斜は緩み、穏やかな流れ。
ブナの林が水際まで拡がる。
保水力の豊かなブナ林のおかげで、
右俣はかなり上部まで水流を保っていた。
フィナーレはピッタリ大川嶺の下に抜け出せた。
イシヅチサンショウウオには出会えなかったが、
ガスに薄っすらけむるブナたちを堪能しながら、
良質の渓を味わうことができた。
伊豆ヶ谷右俣の遡行時間は約5時間だった。
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