一年ぶりの西冠行き。
工事中のまま2年間放置しているルートを
拓く胸算用で、
ギアを満載して西冠南壁へ向かった。
心意気とは裏腹に さえない空模様。
道中細かい霧雨に濡れる。
笹の覆いかぶさる道は靴下もぐっしょり。
そんなでもめげることなく
晴れ間の到来を心待ちしながら
南壁トップに到着。
トップ周辺では色づきが始まっていた。
しばし待機。
高瀑渓から吹き上がってくる風は、
濡れた体を冷やし 手はかじかむ。
岩肌は乾かずイヤな感じのまま。
日が射してきそうな気配もなく
南壁を攀じる意志は徐々に萎えてしまった。
ルートの懸垂下降点を確認して、
下山しようと決めた。
やりたかったことはまたの機会に。
えっちらおっちら土小屋へ引き返す。
山にかよえば、
こんな日があるのも知っている。
西冠に来られたから、半分は「よし」
大黒うどんをいただいて
人工壁を攀じって
本日の足りない分を補てんした。
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