「わた」の世話ないよ!

色々好きなことを、適当に。

'210919-20極印木谷左俣

2021-09-23 | 沢登り

四国を横断東進した台風14号が

17~18日にもたらした雨で、

名古瀬谷の水量が多いのは間違いなかった。

 

19日

とにかく現地へ、

名古瀬の入渓点で谷の状況を確認して判断することにした。

この渡渉点が渡れるか否か

名古瀬の各谷の遡行時の目安にしている。

 

水位は+50cmほど、

水の勢いも強かったが

渡渉できたので谷へ入ろう。

明日にかけて天候に不安はないし

水はまちがいなく減少傾向だ。

 

渡渉点先の滝と釜

 

 

ハト谷出合を過ぎてからも

ロープやお助け紐を繰り出して慎重に。

 

 

15m斜瀑、

滝から吹きつける

水をたっぷり含んだ風が冷たい。

 

 

3時間ほどかけておだま谷出合に着く。

遡行難度が上がったらこんなものだ。

 

極印木谷の名物、洞窟ゴルジュ(8直+10mトイ状滝)は

取り付く島はなかった。

 

 

3.5時間で極印木谷二俣、

左岸に炭焼き跡を見つけた。

今夜の泊地に。

 

 

 

 

 

20日

水量はまだ多いながらも

昨日より下がった。

空は青く、爽快な二日目の遡行を期待した。

 

階段状の三連滝

 

 

両岸が開けて開放的だから

わくわくな滝登攀になる。

 

 

切れ間なく滝がつながり

垂直の遡行が続く。

おのずと快調に高度を獲得してゆく。

振りかえると大森山に目線が合わさってくる。

 

 

太陽にむかって南向きに遡行するから

逆光に映える滝の表情。

 

 

詰んでいた等高線はH=1300mでゆるみ、

渓相は穏やかな源流域のそれに一変する。

水が涸れると、

土小屋はもう近かった。

今日は5時間の遡行だった。

二俣までは水平遡行、

左俣からは垂直遡行。

メリハリのある沢登りができる極印木谷左俣

名古瀬谷のなかでも秀でた谷といってよいだろう。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渓流へ | トップ | '210927西ノ冠岳 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

沢登り」カテゴリの最新記事